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くじゅうくりはま2 九十九里浜II
大森運夫は、日展、院展と並ぶ日本画発表の舞台である創画展を中心に活躍してきた。彼の主題は、初期から一貫して人間の追求にあり、その成果は、戦後日本画の人間表現を語るうえで欠かせない。これは、漁民の家族を描いたもので、モニュメンタルな力強さに満ちた初期の代表作の一つである。働く人々を描く傾向が当時の日本美術界にあったが、その優れた作例ともいえるだろう。この作品を描いた頃、大森は、徳島県出身の山下菊二と交流している。
カテゴリー:作品
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大森運夫とは?【 作家名 】 1917年愛知県に生まれる。広島高等師範学校中退。教職に就く傍ら1951年新制作展に出品し、以後連続出品。1962、66、70年同展新作家賞を受賞し、71年会員となる。1966年第1回神奈川県展で大賞を受賞。1968年現代日本美術展に招待出品、74年第1回創画展に出品、75年第3回山種美術館展大賞を受賞。初期のころから一貫して、生きる人間の姿を追求する。日本に古くから残る、祭や鬼太鼓、文楽の人形などをモチーフに、激しく、力強い表現で「生」を描こうとする。(「THE HIROSHIMA 広島市現代美術館所蔵作品による」図録 1991年) 画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。 |
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