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 作家(1701)

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ぬのをもったおんな

布を持った女

作家名:宮本光庸
制作年:1987年
技 法:ブロンズ
宮本光庸は、1913年徳島市に生まれ、帝国美術学校彫刻科に学んだ後、建畠大夢清水多嘉示に師事しました。文展には在学中の36年第1回展から出品し以降文展、日展に出品を続けています。日展では、特選、朝倉賞など受賞を重ね、57年に会員、62年には審査員となっています。また、徳島県の美術の振興に尽力し、徳島県文化賞を受賞しています。この作品は、両腕で抱えあげることのできるほどの大きさですが、非常に動勢の感じられる作品です。かがんでいる状態から次の動作に移ろうとするその瞬間をとらえているようです。肩、肘、腕、膝、すね、脚による三角形の構図を効果的に多用して全体に安定感をもたせることにより、存在感を確固たるものにするとともに、正面から見ると、上体を起こし、顔をやや仰向き加減にして上方を見つめる縦長の姿勢をとることにより、より大きな空間との関わりを生み出しています。(安達一樹「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1990年12月05日掲載)


カテゴリー:作品
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文展とは?【 美術用語 】

文部省美術展覧会の略。1907年6月、勅令によって美術審査委員会官制がしかれ、続いて美術展覧会規程が告示公布され、最初の官制による展覧会として同年以降毎年秋季に開催された。当初から審査員の選出で紛糾し、美術界を統合した形をとるために当時日本画壇に分立した諸団体と洋画、彫刻の新旧両派から選出した委員に学識経験者を配して均衡をとった。1919年文部大臣の管理下に帝国美術院が設けられ帝国美術院展覧会に改組されたが、在野有力作家の吸収を目的として、35年文相松田源治により帝国美術院が改組され、37年ふたたび文部省美術展覧会として発足した。戦後は1946年日本美術展覧会(日展)として再出発したが、49年日本芸術院と日展運営会が共催することとなり、さらに58年から社団法人日展により運営されている。1937年からの文部省美術展覧会を新文展と呼ぶことがある。

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