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めぐるしんでん-じんこうのしまのために 巡る神殿−人工の島のために
私たちの前に繰り広げられているのは、きっとなにかの儀式。シンメトリーな空間の中で、私たちはおごそかに行われるはずの儀式に参加することが出来る。正面にしつらえられたのはゲルスの造った神殿。ヴィデオが映写され、耳に心地好い音楽を生み出す函の中には、いくつかの覗き穴もあって、それらをのぞき込むとき、私たちはなにかの儀式の只中にいることになる。左右にモーターで送風機が作動して、立ち上がる仕組みのゴムの柱が据えられ、私たちが黒い板を踏むと同時に”そのとき”は始まる。中央には真っ赤な色水がたたえられた洗面器が封印されてあり、聖水のようにそれはこの儀式に不可欠な要素となっている。これらは順次、この度の日本での展覧のためにベルリンから届けられたもので、かれの儀式は徐々に出来上がり、あたかも人工の島のように広がってきている。
カテゴリー:作品
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ゲルスとは?【 作家名 】 1960年 ノイシュトレリッツ(旧東ドイツ)に生まれる。1976-82年 コック、舞台技術者、電気技師、郵便局員などさまざまな職を経験。1982-89年 ドレースデン造形芸術大学に学ぶ。1986-90年 ミヒャ・ブレンデル、エルゼ・ガーブリエール、フォルカー(ヴィア)レヴァンドフスキーと芸術の共同制作(1987から《オート・パーフォレーション・アーティスト》)。1992年 アメリカ合衆国に留学、中央アメリカ芸術連盟奨学金授与。1996年現在、ベルリン在住。 画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。 |
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