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ふらんこのゆめとうそ

フランコの夢と嘘

作家名:パブロ・ピカソ
制作年:1937年刊
技 法:エッチング 紙(2点)、テキスト
パブロ・ピカソ著。一九三六年、スペイン人民戦線政府に対して、フランコ将軍率いる軍部の反乱が起こる。困窮する人民政府を金銭的に支援するため、年が明けるとピカソはこの版画を制作した。当初は各九つある区画を裁断して別々に販売する予定であったが、結局裁断せず、ピカソの激しい怒りの詩を添えて出版される。太陽に挑む独裁者。内蔵を引き出された馬、叫び逃げまどう女や子供。その年、三七年四月の古都ゲルニカ爆撃を予告するような絵物語。やむにやまれぬメッセージを伝播する、薄っぺらな紙に描かれた裁断されない絵本。(「本と美術−20世紀の挿絵本からアーティスツ・ブックスまで」図録 2002年)


カテゴリー:作品
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エコール・ド・パリとは?【 美術用語 】

パリ派。13世紀、聖王ルイのもとで装飾挿絵を描いた画家達を指すこともあるが、より知られた使い方は、20世紀初めにパリで活動した画家達を指す。さらにその中でも、広義では19世紀末の印象派あたりから第2次世界大戦後の抽象主義あたりまでを漠然と指し示す場合がある一方で、狭義では第1次世界大戦頃から第2次世界大戦前までパリで活躍した主として外国人画家達を指し示すこともある。そして一般的には後者の場合を言う。彼らはフォーヴィズムキュビズム、シュールレアリスム等の20世紀初めの潮流から、直接的にははずれたところで、具象的な、そしてしばしば悲劇的で破滅的な作風をみせた。モディリアーニシャガール、スーティン、キスリングパスキン、フジタ(藤田嗣治)などが代表格である。彼らは一匹狼的であり、人間的交流はあったものの、1つの様式や理論のもとに集まった流派ではなかった。芸術の都パリに生まれた、国際的できわめて個性的な集団であったといえよう。

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