ぐるぐるアートワード
データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。
ぐるぐるもくじ


山口蓬春



山口牧生



山崎隆



山崎朝雲



山下菊二



山下新太郎



山下摩起



山谷某



山田鬼斎



山田新一



山田正亮



山内春暁人



山本鼎



山本淑生



山本敬輔



山元春挙



山本貞



山本豊市



山本正道



山本容子


<前 (2/5ページ) 次>

●もくじのさくいん

    

    

記事カテゴリ

 すべて

 作家(1701)

 作品(1851)

 美術用語(163)

 その他(1)


ふらんこのゆめとうそ

フランコの夢と嘘

作家名:パブロ・ピカソ
制作年:1937年刊
技 法:エッチング 紙(2点)、テキスト
パブロ・ピカソ著。一九三六年、スペイン人民戦線政府に対して、フランコ将軍率いる軍部の反乱が起こる。困窮する人民政府を金銭的に支援するため、年が明けるとピカソはこの版画を制作した。当初は各九つある区画を裁断して別々に販売する予定であったが、結局裁断せず、ピカソの激しい怒りの詩を添えて出版される。太陽に挑む独裁者。内蔵を引き出された馬、叫び逃げまどう女や子供。その年、三七年四月の古都ゲルニカ爆撃を予告するような絵物語。やむにやまれぬメッセージを伝播する、薄っぺらな紙に描かれた裁断されない絵本。(「本と美術−20世紀の挿絵本からアーティスツ・ブックスまで」図録 2002年)


カテゴリー:作品
  いまクリックまたは、検索したキーワードの解説

新古典主義とは?【 美術用語 】

18世紀後半から19世紀初頭にかけてヨーロッパ中に広まった古典古代(ギリシヤ・ローマ)の復活を目指した美学上の運動や、建築、彫刻、工芸の各ジャンルにわたる美術の様式を指す。考古学的正確さへの強い感心と合理的美学に支えられた古代的モチーフの多用や、完成された表現を特徴とする。ヘルクラーネウムやポンペイの発堀、ギリシアや小アジアへの調査旅行によって、古代への関心が高まり、ヴィンケルマンが著した『ギリシア美術模倣論』などの美学上の影響によって、18世紀後半には支配的な傾向となった。代表的画家はラファエル・メングスだが、ラファエロ,コレッジオ,ティツィアーノや古代美術の作品に基づいて、グランド・マナー(大様式)と呼ばれる様式を生み出し、影響力を広げた。絵画の分野で最もすぐれた成果をみせたのはダヴィッドで、それをアングルが引き継いだ。新古典主義は、19世紀のアカデミズム芸術の基本原理として長く生き続けたが、同時に、遠い古代や異国に対する憧れと官能的なものへの傾斜により、ロマン主義芸術の先駆にもなった。

  画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。

キーワード検索




けんさくけっか

キーワード

新古典主義

キーワードを含む記事
27件見つかりました。

  ジャン=オーギュスト=ドミニック・アングル

  伊原宇三郎

  岩につながれたアンジェリカ

  オイディプスとスフィンクス(アングルによる)

  シャルル=ニコラ・コシャン(子)

  三人の女

  三人の女I

  三人の女II

  三人の女III

  写実主義

  新古典主義

  人物

  谷角日沙春

  稚児文殊

  ウィレム・デ・クーニング

  籐椅子に掛ける裸婦

  アンドレ・ドラン

  ドラ・マールの肖像

  白衣を纏える

  パリジェン食器セットのための皿のデザイン


<前   次>

徳島県立近代美術館2006