ぐるぐるアートワード
データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。
ぐるぐるもくじ


ハチョンユン



ハトンチョル



ハイド



ハインジンバンデデザイン



ハウプト



萩谷巌



萩原英雄



硲伊之助



橋本関雪



橋本雅邦



橋本平八



長谷川潔



長谷川三郎



長谷川春子



長谷川良雄



秦テルヲ



ハッセンプフルーク



服部仁郎



ハッフェンリヒター



濱晶雲


<前 (1/16ページ) 次>

●もくじのさくいん

    

    

記事カテゴリ

 すべて

 作家(1701)

 作品(1851)

 美術用語(163)

 その他(1)


ちょうかい せいじ

鳥海青児

1902年神奈川県に生まれる。1972年没する。1927年関西大学経済学部を卒業する。在学中から春陽会展に出品し、1928年第6回展、29年第7回展で春陽会賞を受賞する。1930年モスクワ、ベルリンを経てパリに渡り、33年まで滞在する。この間アルジェリア、モロッコ、スペインなどを旅行し、ゴヤ、レンブラント、ドーミエから強い影響を受ける。1933年春陽会会員となり滞欧作を春陽会に展示する。1934年頃から絵具に砂を混ぜた独特の作品を発表、春陽会の若手作家に多くの追随者を生むことになる。1943年春陽会を退会し、独立美術協会会員となる。インド、エジプト、中国、中南米などを旅行し、各地の風物に取材した作品を制作する。1955年文部大臣賞、58年第3回現代日本美術展最優秀賞、59年第10回毎日美術賞を受賞する。独自の風土感、重厚なマティエールによる叙情的な作風で知られた。(「なぜか気になる人間像 徳島県立近代美術館所蔵名品展」図録(埼玉県立近代美術館)1992年)


カテゴリー:作家
  いまクリックまたは、検索したキーワードの解説

ロマン主義とは?【 美術用語 】

19世紀前半のヨーロッパの美術潮流。ロマンという語は、俗語で書かれた文学を意味した中世フランス語に由来し、そこから非現実的要素だけが取り出されて伝奇的・空想的意味に用いられ、18世紀には悲愴的美、崇高美と結びついた新しい美的感覚をあらわす基本的な概念となったものである。ドイツでは18世紀末から〃イエナ・ロマン派〃によって生活態度における最高概念まで高められた。ここでは、ロマン的現代とは有限と無限、自然と精神の分裂の時代であり、その中で有限なものの中で心情を無限なものと一体化させることは美的態度によってのみ可能であると考えられた。このようにロマン主義とはいわゆる造形活動上の様式概念ではなく、作家の制作態度にかかわるものであるので、特定の形式や統一的様式はもたず、またロマン主義に含まれる作家に様式上の共通点は見られない。代表的作家は、ドイツでは絵画のフリードリヒ、ルンゲ、建築のシンケル、フランスでは絵画のドラクロワやジェリコーらがいる。

  画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。

キーワード検索




けんさくけっか

キーワード

ロマン主義

キーワードを含む記事
17件見つかりました。

  カルメン(1)

  カーナヴォン城の眺め

  キオス島の虐殺[ウジェーヌ・ドラクロワの原画による]

  コリーヌ[フランソワ・ジェラールの原画による]

  写実主義

  新古典主義

  スフィンクス橋の眺め

  ジョセフ・マロード・ウィリアム・ターナー

  ダンテの小舟[ウジェーヌ・ドラクロワの原画による]

  ウジェーヌ・ドラクロワ

  アンドレ・ドラン

  ハドソン・リヴァー派

  メデューズ号の筏[テオドール・ジェリコーの原画による]

  朦朧体

  レベッカの誘拐[ウジェーヌ・ドラクロワの原画による]

  ユベール・ロベール

  ロマン主義


<前   次>

徳島県立近代美術館2006