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ひきた しゅんこ

疋田春湖


明治24年(1891)、膳所木下町に生まれる。名を豊蔵といった。本格的に絵を習うためについた師匠は長谷川玉純(1863−1920)であった。玉純は幕末四条派の画家長谷川玉峰の息子で、絵は父に学び、当時は大津に住んでいた。玉純に学んだ頃の号は黄邨といった。師の玉純が京都へ帰ったため、玉純が教えていた大津実科女学校の図画教員を受け継ぎ、その後、20歳代半ばに、山本春挙の門に入って、春湖と号した。春湖の主な活躍の舞台は、春挙門下の早苗会や東京上野公園で開催された日本美術協会展であった。春挙門の画家にふさわしく、風景画に秀れた作品が多く、自らの生まれた湖国の比叡山、石山寺、竹生島、安曇川の渓谷を描いた作品もある。大戦後、いちはやく結成された滋賀県美術作家協会の責任者となり、戦争により衰退していた湖国の美術界の復興にも力を尽くしたが、昭和36年(1961)8月、71歳で亡くなった。(「滋賀県立近代美術館所蔵作品による 日本画に見る画家のまなざし」図録 1998年)


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徳島県立近代美術館2006