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おぎべ オル・オギベ
1986年ナイジュリア大学で美術および応用芸術の英国学士号を、92年にはロンドン大学で美術史の博士号を修得した。彼はロンドンを中心として、サヴァンナ・ギャラリーなどに作品を発表している。単純な色彩を用いて力強い筆致で描く彼の素朴な表現には、不思議な叙情性がある。それは見る者がもつ個々の歴史文化に関係なく、郷愁を感じさせる。彼の絵画で特徴的な点は、伝統的な文様を組み合わせた中に、単純化した人体などを描き入れることだが、それはさながら文様の中に自らのルーツを探る試みであるかのようだ。(「同時代のアフリカ美術」図録 1996年)
カテゴリー:作家
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フレスコとは?【 美術用語 】 壁画製作技法のひとつ。フレスコとはイタリア語で「新鮮な」という意味。現在では、漆喰壁に描かれた壁画の総称として用いられることも多いが、本来はそのうちで、下地となる漆喰壁がまだ乾かないうち(すなわち湿っていて新鮮なうち)に水で溶いた顔料で描いていく方法をいう。この方法では、絵具が漆喰の表層に浸透し、乾燥するにつれて固着し、壁と一体となってしまうので、壁自体が破壊されない限り存続することとなる。剥落の心配もないのでモニュメンタルな壁画を描くための最良の方法といえる。手順としては、まず漆喰で壁の粗塗りを行い、その上に小型の素描から拡大したシノピアという実寸大の下書きを行う。あるいは、カルトンと呼ばれる実寸大の下図を用意する。彩色にあたっては、その日に製作できると予定した面積だけ上塗の漆喰を塗り、その上塗りが乾かないうちに、顔料を水だけで溶いて描いていく。短時間に、しかも修正がきかないので適確に仕事が行われるため技術と修練が必要である。 画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。 |
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