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つるぎさんからいしづち![]() 剣山から石槌 ![]()
この作品は、1999年に当館で開催した「大久保英治 四国の天と地の間-阿波の国から歩く」展の出品作である。大久保は、1998年の春から冬にかけて、四国八十八カ所の遍路道を軸としながら四国の自然を訪ねて歩き、その場にある自然の素材を用いて作品を制作した。これは、その時、剣山と石槌山で制作されたものである。剣山で制作した立体の写真、石槌山で制作した立体とそれを現地で撮影した写真、そして、それぞれの山で採取した石を砕いて紙にドローイングを行ったものから成っている。大久保の追求しているいくつかの方法を複合させた優れた作品であり、制作した土地の場所性を重要な要素としている彼の思考がよくわかる作例である。
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カテゴリー:作品
![]() ![]() ![]() グワッシュとは?【 美術用語 】 ![]() 不透明な水彩絵具、またはこれを用いた技法、絵画。現代のグワッシュ絵具は、水溶性のアラビアゴムを媒材として顔料と混ぜたものだが、古代エジプトなどでは、顔料をトラガカント・ガムか蜂蜜で練り合わせてつくり出していた。いずれの媒材でも不透明な効果を与えるための増量材を含んでおり、地塗りの色彩を覆うことができる。透明水彩の場合には、ハイライトや明るい色は、紙の白地を利用してつくるが、グワッシュでは白色絵具を混ぜてつくる。またそのため、白色の地塗りによる透明感に欠けるが、乾くとぬれた時よりも明るい色調となり、艶のないしっとりした効果を生む。西洋中世には、彩飾写本によく使われ、16世紀〜18世紀の細密画では、透明水彩とグワッシュを併用して使った。デューラーの水彩による風景画や花や動物の習作もほとんどグワッシュによって描かれている。18世紀のフランス,スイス,イタリアの水彩画家たちは、パステル調の発色をもつ表現を開発。20世紀に入ると、ポスターやイラストレーションなど幅広い分野で用いられている。 ![]() ![]() ![]() |
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