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革命のためのシュルレアリスム 1-6号(2号欠)



家具つきホテル



家具デザインスケッチ 7点



かぐやひめ



夏景山水図



影シリーズ 石と影



影シリーズ 右近の葉と影



影シリーズ 海辺の黄色の花と影



影シリーズ 海辺の葉と影



影シリーズ ススキと影



影シリーズ 砂と影



影シリーズ 菜の花と影I



影シリーズ 都わすれと影



影シリーズ れんげと影



影シリーズ れんげと影



影シリーズ 石と影



影シリーズ 右近の葉と影



影シリーズ 海辺の黄色の花と影



影シリーズ ススキと影



影シリーズ 砂と影


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 作家(1701)

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したぎのらふ

下着の裸婦

作家名:ジュール・パスキン
制作年:1926年
技 法:油彩 キャンバス
20世紀の初め、パリには世界中から若い美術家が集まり、酒と芸術に明け暮れながら貧しく、悲惨な生活を送っていた。パスキンシャガールモディリアーニ藤田嗣治らとともに、エコール・ド・パリと呼ばれる芸術家たちを代表する一人である。若くからドイツやフランス、アメリカ、イタリアなど世界各地を放浪し、パリで自殺するまで生涯を旅に送ったが、1920年代はパリのモンマルトルを足場にして、哀愁とデカダンの香りに満ちた女性像を制作している。「下着の裸婦」はその頃(ころ)の作風がよく表れた一点である。夜の歓楽街では、きわめて派手に振る舞ったが、アトリエでは無口で人をよせつけなかったという。孤独なだけに夜は快活に振る舞っていたのだろうか。柔和な線とおだやかな色調で描かれたこのかれんな作品も、どこか虚無的で孤独な雰囲気を漂わせている。(江川佳秀「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1989年06月21日掲載)


カテゴリー:作品
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エコール・ド・パリとは?【 美術用語 】

パリ派。13世紀、聖王ルイのもとで装飾挿絵を描いた画家達を指すこともあるが、より知られた使い方は、20世紀初めにパリで活動した画家達を指す。さらにその中でも、広義では19世紀末の印象派あたりから第2次世界大戦後の抽象主義あたりまでを漠然と指し示す場合がある一方で、狭義では第1次世界大戦頃から第2次世界大戦前までパリで活躍した主として外国人画家達を指し示すこともある。そして一般的には後者の場合を言う。彼らはフォーヴィズムキュビズム、シュールレアリスム等の20世紀初めの潮流から、直接的にははずれたところで、具象的な、そしてしばしば悲劇的で破滅的な作風をみせた。モディリアーニシャガール、スーティン、キスリングパスキン、フジタ(藤田嗣治)などが代表格である。彼らは一匹狼的であり、人間的交流はあったものの、1つの様式や理論のもとに集まった流派ではなかった。芸術の都パリに生まれた、国際的できわめて個性的な集団であったといえよう。

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