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体育教室



タイガー V



太閤名将図



大聖像



大西洋横断



大木



Time to Fly



太陽と月を収めて



タイルの壁にもたれる東洋の女



対話



高尾晩秋図



鷹狩図



鷹狩図







多色による4つのマリリン



黄昏



佇む小妖魔



立葵



立山遠望



種をまく人


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 作家(1701)

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くらりねっとをもつあるるかん

クラリネットを持つアルルカン

作家名:ジャック・リプシッツ
制作年:1919年
技 法:ブロンズ
20世紀初頭、世界中からパリに集まった異邦人美術家たちがいた。総称してエコール・ド・パリという。リプシッツもそのひとり。リプシッツはキュビスムの運動に積極的に参加し、平面、曲面か幾何学的に構成されるキュビスムの典型的な彫刻を作った。縦長のフォルムに、直線を主とした構成的な造形、面的な分解は全体に広がり印象度も高いが、具象のイメージを僅かに残している。(「コレクションによる特別展示 人間像のゆくえ」展図録、1995年)


カテゴリー:作品
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デフォルマシヨンとは?【 美術用語 】

変形、歪形。造形芸術で、自然の対象を変形して表わすこと。遠近法、短縮法、プロポーション、美術解剖学などの知識に基いて形態、空間、量的表現を正確に再現する写実より、芸術家の造形意志が重視される。これにはより自然に見えるための歪形も含まれる。しかし、近代美術では、芸術家の主観を強調し、観る者に強く訴えるために、形やプロポーションや空間的秩序を意識的に変形して独自の造形的秩序を造り出すことが盛んに行われ、セザンヌをはじめ、ピカソダリモディリアーニなど、キュビスム、シュールレアリスム表現主義などの造形的特色となっている。しかし、それ以前にも、エル・グレコらのマニエリスムの絵画、ドナテロやミケランジェロの彫刻、建築の枠に規制されたロマネスク時代の柱頭、二次元性を強調した東方的造形(古代エジプト美術、東洋絵画)など広く認められる。いずれにせよ、どのような美術作品も事物の厳密な三次元的複製ではありえないから、ほとんどの美術作品はこの「歪形」を行っているといえる。

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徳島県立近代美術館2006