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「ライバッハ(リュブリャナ)のために」



ライ麦おばさん



羅漢 一



楽此幽居図



羅針盤



ラジオ「グラモン」



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裸体像の習作



ラパン・アジル



ラパン・アジル



裸婦



裸婦



裸婦







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はんがしゅう<えるされむのこうりゃく>1.らふ

版画集〈エルサレムの攻略〉1.裸婦

作家名:パブロ・ピカソ
制作年:1913-14年
技 法:エッチングドライポイント 紙
マックス・ジャコブの詩に版画を添えた〈聖マトレル〉は、画商カーンワイラーの企画である。当初挿絵はドランに依頼されたが、結局ピカソが行うこととなった。ピカソにとって初めての挿絵本。挿入された四点の版画には主人公マトレルの姿はない。詩の内容に促したものを描く挿絵から、内容と共鳴しながらも版画として自律する、新しい挿絵の登場である。それらは形態を分解し平面上に再構成する分析的キュビスムを、線を主体に展開した格好の作例となっている。〈エルサレムの攻略〉もまた、〈聖マトレル〉に続く、ピカソとジャコブの共作。こちらは同じキュビスムながら、綜合的キュビスムへの萌芽がみられると言われる。(「本と美術−20世紀の挿絵本からアーティスツ・ブックスまで」図録 2002年)


カテゴリー:作品
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フロッタージュとは?【 美術用語 】

フランス語のフロッテー(FROTTER,こする)の名詞で「こすること」を意味する。マックス・エルンストが、岩や木の粗い面に紙をあてて鉛筆でこすって得られるイメージに注目して以来、シュルレアリスムの独特な技法のひとつとして画面構成に用いた方法。製作をすすめようとする紙を、木目のはっきりした板、織り目の粗い布などの上に置き、鉛筆、クレヨンなどを用いて下の表面の状態が表に現われるまでこすって写し出す技法である。こうして得た形は想像力の刺激剤として、無意識下のイメージを表現する作品の出発点に利用することが多く、エルンストはこれを油絵にも転用しているが、そこには物質に触発された、意識下の不安なイメージがあらわれている。

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