ぐるぐるアートワード
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ぐるぐるもくじ


版画集〈壁〉7. 人間と壁



版画集〈壁〉8. 壁の前で用を足す人たち



版画集〈壁〉9. 壁と旅人たち



版画集〈壁〉10. 壁の前で用を足す犬



版画集〈壁〉11. 壁と横たわる人



版画集〈壁〉12. 壁と告示



版画集〈壁〉13. はげ落ちた壁



版画集〈詩畫集 蟻のいる顔〉3. ピケの残像



版画集〈博物誌〉25.夫婦のダイヤモンド



版画集〈マルドロールの歌〉4



版画集〈マルドロールの歌〉5



版画集〈マルドロールの歌〉18



版画集〈モニュメント・タバコ〉I



版画集〈リルケ『マルテの手記』より:一行の詩のためには…〉17. 愛にみちた多くの夜の回想



〈版画集〉1



〈版画集〉2



〈版画集〉3



〈版画集〉4



〈版画集〉5



版画集〈『悪の華』のために版刻された14図〉13.〈放蕩〉と〈死〉は…


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もんまるとるののるう゛ぁんとおり

モンマルトルのノルヴァン通り

作家名:モーリス・ユトリロ
制作年:1918年頃
技 法:油彩 合板で裏打ちした厚紙
初期の頃から晩年までのこの画家の生涯はテルトル広場と縁が深く、モーリス・ユトリロはこの広場でサシャ・ギトリーの映画『パリ物語』の最終場面に出演した。 たっぷりとしたタッチは、砂や石膏などを絵具に混入しているためである。ユトリロは深い悦びをもって、まるで粗野な写実主義であるかのようにパレットナイフで色彩を平坦に伸ばす。主要な方向性に沿って配置され、また巧みに併置され寒色系の光り輝く色彩によって、空はニュアンスに富んだものとなっている。 私の意見では、ポール・ペトリデスの『ユトリロのカタログ・レゾネ』(1910年頃、第1巻)に収録されているこの素晴らしい作品は、指摘されているよりもっと遅い時期に描かれている。1912年から1913年頃までは、このサインはもっと大きく書かれているからである。A.タラバンは次のように書いている(ベルネーム=ジュヌ出版、p.88)。 「……たいていの場合小さく細いサインをしたのはシュザンヌ・ヴァラドンである。彼女の息子の作品を購入したリボードは、サインが母親のようであることを祈っていた。というのも彼のサインは大きくて、鑑賞者のことを斟酌していないからである」(T.N.)


カテゴリー:作品
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シュザンヌ・ヴァラドンとは?【 作家名 】

1865年フランスに生まれる。1938年没する。私生児として生まれ、シャヴァンヌ、ルノワールドガロートレックらのモデルとして働く。また、自らも絵を描くことを覚え、1894年にはサロンに出品する。アポリネールやマックス・ジャコブ、エリック・サティなど、詩人や音楽家との交友も広かった。モーリス・ユトリロの母としても知られている。

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シュザンヌ・ヴァラドン

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