ぐるぐるアートワード
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ぐるぐるもくじ


花に包まれた女の頭部



花の帯



はなび線香



花見うらゝか



「花嫁の花冠」



花をもつ婦人



花を持てる聖者



葉の装飾模様の中の鳥



母親の叱責[エティエンヌ・オブリーの原画による]



幅広の背負い紐







春日蜿々(白梅)



版画集『大鴉』『大鴉』表紙



版画集『大鴉』胸像の上の大鴉−「パラスの像へと降り立った……」



版画集『大鴉』飛翔する大鴉:書票



版画集『大鴉』窓辺にて−「ここに私は鎧戸を開け放った……」



版画集『大鴉』椅子−「床の上に漂いつつ横たわるその影……」



版画集『大鴉』ランプの下で−「嘗て物寂しい真夜中に……」



版画集〈耶蘇十二使徒板画柵(不来方頌、大恩世主十二使徒板画鏡柵)〉1. フィリポ 邊梨保の柵



版画集〈耶蘇十二使徒板画柵(不来方頌、大恩世主十二使徒板画鏡柵)〉10. タダイ 多駄伊の柵


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 作家(1701)

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せざんぬ、きゅうさいいんのれいはいどう

セザンヌ、救済院の礼拝堂

作家名:モーリス・ユトリロ
制作年:1940年頃
技 法:グワッシュ
「……ユトリロとは違って、シュザンヌ・ヴァラドンが抱いていた強い不安や恐怖が話題になることは決してないであろう。しかし私は、彼女がある日のお昼時にルーヴル河岸にある私のアパルトマンに突然やってきて、留置場でサン=タンヌ病院に送致されるのを待っているユトリロを助け出してほしいと懇願したことを覚えている。酔っぱらうのはユトリロにとって毎度のことであったものの、このときはいつになくひどく酔って極度の興奮状態になり、当直の医師は“振戦譫妄”で重大な結果を招く恐れがあるから即刻入院させるようにとの診断をくだしたのである。『あなたは彼のことをよくご存じでしょう。これを見てください』と、ヴァラドンは強い口調で言った。彼女は抱えてきたユトリロの最近のグワッシュを絨毯の上に広げ、そのうちの1枚を手にした。『こんな素晴らしいものを描けるのに、頭がおかしいなんてことがありますか!お願いですから、私と一緒に来てください。留置場の医者に会って、診断が間違っていることを知らせてやりましょう。マスコミにも気を配りますよ。ユトリロを助け出せるなら、グワッシュをほしいだけ差し上げましょう。息子はもっと書きますよ……もっといいグワッシュを。そして目を離さずにいる記者連中の所に、自分からそれを持っていくことだってするでしょう……』」(K.S.)


カテゴリー:作品
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ルノワールとは?【 作家名 】

1841年フランスに生まれる。1862年エコール・デ・ボザールに入学し、ここでモネシスレーらと知り合う。ドラクロワクールベの影響を受けた制作を経て、1869年からモネ印象派の技法を試みる。1874年第1回印象派展に「桟敷席」他7点を、76年第3回印象派展には「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」を出品する。1880年代にはアングルやラファエロに影響され、明確なデッサンと寒色を基調とした作風の時代に移行する。1890年ごろより、もとの作風に戻り、裸婦や肖像を主として制作。豊満で量感に富む独特の画境を開く。1903年から彫刻も手掛ける。1906年よりカーニュに居を定め、1919年に同地で没した。(「パリ・日本・メキシコ 埼玉県立近代美術館所蔵作品による」図録 1992年)

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徳島県立近代美術館2006