ぐるぐるアートワード
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ぐるぐるもくじ


丸い鏡を持つ二人の悪魔



丸い水草に影



マルセル・プルースト



マルタ/フィンガーペインティング



マルト・ベラールの肖像



マルドロオルの歌



マルドロールの歌



マルドロールの歌



マンドリンを弾くジプシー女(歌手クリスティーナ・ニルソン)



マンドリンを持つピエロ



「マン・レイ 売れないものたち」展 アルフォンス・シャーヴ画廊



マン・レイ ジュリエット マルセル・ゼルビブ カフェ・ドゥマゴにて



『マン・レイ』 ジョルジュ・リブモン−デセーニュ著



マン・レイ(手・光線)



「マン・レイ」展 ハノーヴァー画廊



「マン・レイ」展 メイヤー画廊



「マン・レイ」展 リーヴ・ドロワット(右岸)画廊



「マン・レイ 発明家・画家・詩人」展 文化センター ニューヨーク



「マン・レイ 非・抽象」展 エトワール・セレ画廊



「マン・レイ 目立たずにつづけるべきこと」展 ビル・コプリー画廊


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 作家(1701)

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かいものがえりのおんな じゃんしめおんしゃるだんのげんがによる

買物帰りの女[ジャン=シメオン・シャルダンの原画による]

作家名:フェルナン・デムーラン
制作年:19世紀彫版
技 法:エッチング
この版画はシャルダンの絵の複製で、1739年の年記、サイン入り。この《買物帰りの女》という題名は、1742年にアカデミーのレピシエ(1735−84)によって付けられた一番最初の版画にさかのぼり、《市場から肉とパンを持って帰ってきた、台所に居る料理女》による。フェルナン・デムーランは、ほんのりこげた粉で白くなっているパンの皮、肉屋の包んだ紙からはみ出ている骨、皮、股肉の腱、しろめ製の皿の輝き、木のテーブルの上に置いてあるポットの陶土の色、およびその上塗、二本の陶製の瓶の輝き、またはっきり照らし出された背景の通路の泉水の銅の輝き等、シャルダンが鮮明に描いた素材の効果を出すのに努力をした。非常に巧妙な構図を、アンドレ・マルローは、「シャルダンのこの無言の腕の冴えは、オランダ人の静物画を破壊し、彼の同時代人を装飾家にしてしまった。フランスでは、ヴァトーの死よりフランス革命まで何物も彼に対抗する事はできない。・・・」と書いている。(「近世フランスの絵画と版画−東京富士美術館コレクションによる」図録 2002年)


カテゴリー:作品
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エッチングとは?【 美術用語 】

版画技法。銅版画は、凹版を製版する技法によって直刻法と酸腐蝕法に大別できるが、これは後者の内で最も代表的なものである。エッチングの語源は「腐蝕」。まず銅板にグラウンド(防触剤)を均一にひき、ニードル等の鉄筆状のもので描画すると、描いた線の部分のみ銅板が露出される。これを酸にひたし、腐蝕時間によって線の深浅(太細)を調整する。そしてグラウンドを除去し、凹部にインキをつめ、プレス機で紙に刷り上げる。エッチングの特徴は、直刻法に比べて描画が容易であり、線の表情も腐蝕の深さによって自由に加減できることである。欧州では13世紀頃から金属細工師が腐蝕を用いて図案の線刻を行なっている。それを応用したエッチング版画の登場は16世紀初頭と考えられており、17世紀にはレンブラントを頂点として数多く制作された。日本では1931年、西田武雄によって専門誌『エッチング』が創刊され、日本の現代銅版画の創成期における、エッチングの研究・普及に大きな役割を果たした。

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