ぐるぐるアートワード
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ぐるぐるもくじ


海景−「聖クレア」シリーズより



回顧作品その2−ピンポン・ルーム, 1960−



海藻



階段をおりる裸体 No.2



海浜遠望



海浜風物図



解剖学



買物帰りの女[ジャン=シメオン・シャルダンの原画による]



海陸戦斗図



帰り来る舟



花下躍鯉図







かがみ込んだ裸婦



鏡の前の装い



輝く光の中 No.4



かきつばたと蛙『エスタンプ・オリジナル』誌第8号より



書きものをする娘



郭子儀



角ばった肩の生きもの



『革命に奉仕するシュルレアリスム』誌 第5号


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 作家(1701)

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ろうじょ ふらんすのじょせいより

老女−「フランスの女性」より

作家名:エルマン=ポール(エルマン・ルネ・ジョルジュ・ポール)
制作年:1894年
技 法:インク、クレヨン
この作品は1894年7月から10月の間、『フランス通信』誌にシリーズで連載された「フランスの女性」という記事に掲載された8点の挿絵のうちの一つである。エルマン=ポールの挿絵は、それぞれ社会的地位や年齢の異なるフランス人女性を描いたものであった。19世紀末は工業化と共に女性の社会的地位の向上した時期であったが、それに伴って比較的自由になった女性の性的モラルもがとりざたされた。またその一方で、1884年に離婚が法的に認められるようになり、独り身の中年女性が増加したが、この挿絵はそのような独立したブルジョワ階級の女性の老いた姿を諷刺する意図で描かれたと思われる。この挿絵はエドモンド・ルペルティエールの新書『50歳代の女』の書評の横に掲載されたが、本が老いた女性と若い男性の恋愛について主に触れているのに対して、エルマン=ポールの挿絵は、その内容に関係ないかのように、女性の老いを強調するように描かれているのが対照的である。(「世紀末から 西洋の中の日本「ジャポニスム展」図録)


カテゴリー:作品
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エルマンとは?【 作家名 】

この作家に関する伝記的な事項は一切不明である。(「黄金時代のポスター芸術」図録 1998年)

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  W. エルマン

  エルマン=ポール(エルマン・ルネ・ジョルジュ・ポール)

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徳島県立近代美術館2006