ぐるぐるアートワード
データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。
ぐるぐるもくじ


灰色の光景



廃船



破壊するべきオブジェ/破壊できないオブジェ



白衣を纏える



薄雪越冬



白熱灯「エレクトリシーヌ」−赤と白



博物誌



白龍図







箱根の秋



箱は空にかえってゆく











旗のある風景



八幡太郎之図







鳩のように







花飾り



花園


<前 (1/18ページ) 次>

●もくじのさくいん

    

    

記事カテゴリ

 すべて

 作家(1701)

 作品(1851)

 美術用語(163)

 その他(1)


ゆめみるしょうねんたち

夢見る少年たち

作家名:オスカー・ココシュカ
制作年:1908年刊
技 法:リトグラフ 紙(10点 表紙含む)、テキスト
オスカー・ココシュカ著。建築や内装、家具、食器や本の装丁などを、デザインから製造、販売まで行うウィーン工房が設立されたのは一九〇三年。そこには分離派でも活躍したクリムトエゴン・シーレなども関わっている。この作品は、一九〇七年にウィーン工房に入ったココシュカが、翌〇八年に自作の詩とリトグラフによって作った詩画集である。植物などのモチーフや優雅な曲線、夢幻的な風景や繊細で危うい人体表現などに、アール・ヌーヴォーやユーゲントシュティルの動向が反映している。(「本と美術−20世紀の挿絵本からアーティスツ・ブックスまで」図録 2002年)


カテゴリー:作品
  いまクリックまたは、検索したキーワードの解説

抽象とは?【 美術用語 】

語源はラテン語のアブストラヘレ。対象の構成要素のうち、或るものを他から切り離して、ひき出すこと。絵画や彫刻においても、対象の本質的要素を選び出して描写する点において、多かれ少なかれ抽象の作用が含まれるが、美術上この概念が特別な意義を持つようになったのは、1908年にヴォーリンガーが「抽象と感情移入」において、芸術の根本衝動のひとつとして抽象衝動をあげ、これによって原始民族や東方の諸民族の非抽写的な美術を正当に評価しようとしたことと、1910年にカンディンスキーが、初めて対象的事物を描かない絵画を発表し、1912年には「芸術における精神的なもの」において絵画への道のひとつの極として純粋抽象を論じたことに始まる。これ以降、外的対象的世界を描写しない作品が次々と現われ、非具象(ノン・フィギュラティフ)、絶対、非対象、非再現などと呼ばれたが、最も一般的な呼称として抽象が普及した。また、抽象の出現により、それに対抗して再現的な表現を総括するために具象の概念が使われるようになった。

  画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。

キーワード検索




けんさくけっか

キーワード

抽象

キーワードを含む記事
224件見つかりました。

  植木茂

  宇佐美圭司

  宇治山哲平

  ミルトン・エイヴリー

  瑛九

  エコール・ド・パリ

  大沢昌助

  岡本太郎

  奥底の青

  オノサトトシノブ

  恩地孝四郎

  書きものをする娘

  笠置季男

  アレックス・カッツ

  川口軌外

  ヴァシリー・カンディンスキー

  神原泰

  カーナヴォン城の眺め

  マルセル・カーン

  金昌烈



徳島県立近代美術館2006