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めぞちんと![]() メゾチント ![]()
版画技法。銅版画は、凹版を製版する技法によって直刻法と酸腐蝕法に大別できるが、これは前者の内の一つ。まず版面にニードル等の針状または刀状のもので、縦・横・対角線の各方向に線あるいは点刻線を平行して密接に刻む。ここで版面は、一面ドライポイントのまくれを併う線で覆われる。それを、先のとがったこて状のスクレーパーで削り取りへら状のバニッシャーでつぶし、磨くことによって図像を表わしていく。凹部にインキをつめ、プレス機で紙に刷り上げると、最も磨かれた部分は白く、まくれを完全に残した部分は黒く、その間に磨き加減によって無限の明暗の階調が表われる。これがこの技法の特徴であり、メゾは「半ば」、チントは「色調」の意である。17世紀中頃、オランダのジーゲンによって発明され、イギリスやフランスで豊かな階調を表現できることから主に絵画の複製技法として流行した。20世紀に入ると、ブランや長谷川潔などが創造的なメゾチント版画の制作を行なった。
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カテゴリー:美術用語
![]() ![]() ![]() ノン・フィギュラティフとは?【 美術用語 】 ![]() 非具象、非形象などと訳す。具象(Figuratif)絵画に対していうもの。1930年代の前衛絵画のうち、一方を代表するシュルレアリスムが具象的形態になったのに対し、もう一方の抽象的傾向が先端的な主張として非具象をかかげ、「アブストラクシヨン=クレアシヨン」に結集した頃から、この語が一般的に通用するようになった。アブストラクシヨン=クレアシヨンは、「抽象・創造」の意味で、1932年にパリで結成された非具象主義のグループで、その名称のとおり、いわゆる「創造的」な抽象を鼓舞することを狙いとした団体である。「創造的抽象」とは、非具象の、一般に幾何学的といわれる要素から構成された抽象作品を意味している。団体活動としては、グループ展組織と、「抽象・創造−非具象芸術」という図版入りの年報を発行した。作家としては、ペウズナー、ガボ、カンディンスキー、モンドリアン、ドローネーなどで、岡本太郎も参加した。厳密な非具象の追求において、国際的な拡がりにおいて重要な意味をもつ運動である。 ![]() ![]() ![]() |
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