ぐるぐるアートワード
データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。
ぐるぐるもくじ


灰色の光景



廃船



破壊するべきオブジェ/破壊できないオブジェ



白衣を纏える



薄雪越冬



白熱灯「エレクトリシーヌ」−赤と白



博物誌



白龍図







箱根の秋



箱は空にかえってゆく











旗のある風景



八幡太郎之図







鳩のように







花飾り



花園


<前 (1/18ページ) 次>

●もくじのさくいん

    

    

記事カテゴリ

 すべて

 作家(1701)

 作品(1851)

 美術用語(163)

 その他(1)


だう゛ぃっと

エルミーヌ・ダヴィッド

パリに生まれる。ダヴィッドはジュル・パスキンの妻でありマリー・ローランサン次いで人気の高かったエコール・ド・パリの女流作家である。彼女は自己の個性と才能を早くから自覚し画家としての自分の道を自分らしく選んで行った作家である。作品「自画像−17才」に描かれたのは17才の彼女であり、毅然とした表情と鉛筆を握った右手には、17才にして既に画家を志していた彼女の強い意志が窺える。彼女の人生にに大きな転機をもたらしたのがパスキンとの出会いである。彼と生活を通して彼女は自分本来の精密で華やかな表現に粗く大胆な幾分単純化された表現を加え画家としての幅を広げていった。また、パスキンとルーシーの道ならぬ恋、そしてパスキンの悲劇的な死に直面した時も常に自分らしさを失わなかった彼女は画家としてだけでなく一人の女性としても常に冷静に自分らしく生きた強い意思の持ち主である。植田玲子(いわき市立美術館学芸員)(「パスキンエコール・ド・パリ−1920年代 哀愁のパリ−」図録 1996年)


カテゴリー:作家
  いまクリックまたは、検索したキーワードの解説

ピカソとは?【 作家名 】

1881年スペインに生まれる。1973年没する。幼少時から卓越したデッサン力を示し、ダ・グァルダとバルセロナの美術学校でアカデミックな技法を学ぶ。1900年から04年までパリとバルセロナの間を往復し、04年からはパリの長屋、洗濯船(バトー・ラヴォワール)に住んでエコール・ド・パリの作家達と交わる。1902年頃から抒情的な青の時代に入り、続いてバラ色の時代を経て、07年に〈アヴィニヨンの娘たち〉を制作、ブラックとも出会う。キュビスムの幕開きであった。1918年頃から新古典主義的傾向に変わり、25年頃からはシュルレアリスムをとり入れる。1933年には雑誌『ミノトール』創刊に参加、37年にはスペインのフランコ政権に抗議して〈ゲルニカ〉を制作した。戦後は〈画家とモデル〉のシリーズや過去の巨匠に題材をとった作品も作り、また日記のように毎日大量の版画を制作した。彫刻、セラミック、舞台装飾、ポスターなどの分野にも手をひろげた。20世紀美術の最高峰の1人といえるだろう。(「なぜか気になる人間像 徳島県立近代美術館所蔵名品展」図録(埼玉県立近代美術館)1992年)

  画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。

キーワード検索




けんさくけっか

キーワード

ピカソ

キーワードを含む記事
114件見つかりました。

  アートワードの使い方

  靉光

  赤い枕で眠る女

  ヴァン・ゴッホの像

  エルサレムの攻略

  大沼映夫

  岡本太郎

  岡本唐貴

  男の胸像(運動選手)

  女の胸像

  女の胸像(回顧された)

  片腕をあげて座る女

  カルメン(1)

  神原泰

  パブロ・ガルガーリョ

  キキ・ド・モンパルナスのマスク

  モイズ・キスリング

  キュビスムについて

  キュビズム

  ギターを弾く女と2人の女


<前   次>

徳島県立近代美術館2006