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脂派


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がるがーりょ

パブロ・ガルガーリョ

1881年スペインに生まれる。1934年没する。1890年代の末、バルセロナの前衛的芸術家が集ったカフェ「四匹の猫」で新しい芸術思潮に触れた後、1903年奨学金を得て半年間パリに滞在、ロダンの彫刻に感銘を受ける。1912年から14年にかけてパリに住み、ピカソ、マノロ・グリスら同郷のスペイン人芸術家たちと交流。キュビスムの洗礼を受けて帰国した後は、バルセロナの美術工芸学校で教鞭をとる傍ら、金属による仮面や人物像の彫刻、装飾品を制作。1923年頃よりパリに出て、エコール・ド・パリの作家たちと交わりながら金属彫刻に専念し、ゴンザレスと共にこの分野の先駆者の一人となる。バルセロナの工芸的伝統を受け継ぎながら、キュビスムなどの新しい彫刻の影響を受け、両者の接点で独自の業績を残した。(「なぜか気になる人間像 徳島県立近代美術館所蔵名品展」図録(埼玉県立近代美術館)1992年)


カテゴリー:作家
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新古典主義とは?【 美術用語 】

18世紀後半から19世紀初頭にかけてヨーロッパ中に広まった古典古代(ギリシヤ・ローマ)の復活を目指した美学上の運動や、建築、彫刻、工芸の各ジャンルにわたる美術の様式を指す。考古学的正確さへの強い感心と合理的美学に支えられた古代的モチーフの多用や、完成された表現を特徴とする。ヘルクラーネウムやポンペイの発堀、ギリシアや小アジアへの調査旅行によって、古代への関心が高まり、ヴィンケルマンが著した『ギリシア美術模倣論』などの美学上の影響によって、18世紀後半には支配的な傾向となった。代表的画家はラファエル・メングスだが、ラファエロ,コレッジオ,ティツィアーノや古代美術の作品に基づいて、グランド・マナー(大様式)と呼ばれる様式を生み出し、影響力を広げた。絵画の分野で最もすぐれた成果をみせたのはダヴィッドで、それをアングルが引き継いだ。新古典主義は、19世紀のアカデミズム芸術の基本原理として長く生き続けたが、同時に、遠い古代や異国に対する憧れと官能的なものへの傾斜により、ロマン主義芸術の先駆にもなった。

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