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 作家(1701)

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べっくまん

マックス・ベックマン

1884年ドイツに生まれる。1950年没する。画家、版画家。1890年から1903年までワイマールのアカデミーに学ぶ。その後、パリやベルリンなど、各地を転々とする。1910年、ベルリン分離派のメンバーに選ばれるが、翌年にはそこから離れる。第一次世界大戦が始まった1914年、ドイツ陸軍の医療部隊に参加しプロシアに赴くが、翌年体調を崩して除隊し、フランクフルトを拠点に再び各地で活動を始める。1925年にはフランクフルトの美術学校の教師になるが、1933年ナチの台頭による新しい文化政策のためにその職を追われ、ベルリンに移る。退廃美術展が開かれた1937年にはアムステルダムにのがれ、第二次世界大戦後の47年に、パリを経てアメリカに移り住む。ワシントン大学の美術学校で教職につき、1950年、ニューヨークで没する。初期は印象派風の画面であったが、第一次世界大戦の頃から表現主義に近づき、様々な状況における人間の姿を風刺的に寓意を込めて描く作風でよく知られる。


カテゴリー:作家
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フォーヴィズムとは?【 美術用語 】

野獣派。20世紀初頭のフランスの絵画運動で、絵画における純粋な色彩の高揚を目指した。理論的な運動というよりは交友関係の中から自然発生的に生まれ、代表的な画家としてはマティスルオードランヴラマンクデュフィ、ヴァン・ドンゲンなどがあげられる。1905年、この画家たちがサロン・ドートンヌの一室を強い原色と奔放な筆触の作品で飾ったのを批評家ルイ・ヴォークセルが『ジル・ブラス』紙上に「野獣(フォーヴ)の檻」と揶揄したのが名称の起りとされる。この画家たちはアカデミーの公式芸術と当時まだ行なわれていた印象主義に反発し、主観的な感覚を表現するために自然の秩序をこえて自由に色彩を用い、色彩のオーケストレーション(交響)によって色彩を統一しようとした。フォーヴィズムはファン・ゴッホの流れをくむ表現主義的傾向と、ゴーガンにつながる造型的、装飾的意図を内在する。1908年から09年頃自然に解消した。

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