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脂派


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とうごう せいじ

東郷青児

1899年鹿児島県に生まれる。本名は鉄春。1914年青山学院中等部を卒業する。作曲家山田耕筰のすすめで絵画制作をはじめ、1915年日比谷美術館で個展を開く。この個展をきっかけに有島生馬に師事し、1916年第3回二科展に〈パラソルさせる女〉を出品、二科賞を受賞する。この作品は国内における未来派の最も早い作例と目される。1921年フランスに渡り、キュビスム、未来派など当時の革新的な美術運動にふれ、〈サルタニバンク〉などを制作する。1928年帰国し、第15回二科展に滞欧作を発表、第2回昭和洋画奨励賞を受賞する。1931年二科会会員となる。戦後は二科会の再建に努力し、1961年会長に就任する。1956年日本芸術院賞受賞、60年日本芸術院会員、62年サロン・ドトンヌ名誉会員となる。後期の裸婦像の甘い色調と装飾的な作風は通俗的な人気を集める。1976年東京新宿に東郷青児美術館が開館する。(「ピカソと日本」図録 1990年)


カテゴリー:作家
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表現主義とは?【 美術用語 】

20世紀の初頭にドイツでおこった芸術運動。印象主義への反動と考えられる。つまり作品は自然が人間に入ってくる印象(impression)ではなく、人間の精神的なものの外への表現(expression)である、という考え方に立っている。1905年にドレスデンで「ブリュッケ(橋)」というグループが結成された。キルヒナーシュミット=ロットルフなどの他、ノルデも短期間参加した。原色を多用した激しい色の対比や、線そのものの表現力を生かしたその画面は、抑制に反抗する。創造への衝動をあらわしている。1911年にはキュビズムをとり入れた表現主義的な活動をしたグループ「ブラウエ・ライター(青騎士)」が結成された。短期間の活動ではあったが、マルクカンディンスキークレーらを輩出した。そして第一次世界大戦後は、これらの画家たちはそれぞれ独自の活動を展開していく。なお、フランスにおける表現主義的な活動は、フォーヴィズムと呼ばれ、日本の近代絵画にも影響を与えた。

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