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らむ

ウィフレド・ラム

1902年キューバに生まれる。父親は中国人、母親はアフリカ人、インディアン、ラテン人の混血。1923年ハバナのサン・アレハンドロ・アカデミーを卒業して24年スペインに渡り、アカデミックな写実の画家ソトマジョールに学ぶ。1936年ピカソの作品に強い感銘をうけアカデミックな表現から離れる。1937年フランコ政権をさけてパリに移り、シュールレアリスム運動に参加する。1941年ナチスから逃れてブルトン、エルンストらとともにアメリカに亡命する。マッタとともにフランスのシュールレアリスムとアメリカの若い画家を結びつける役割を果し、抽象表現主義の誕生に影響を与える。ジャングルやトーテムを思わせる画面はヴードー教の魔法のイメージに発想を得ているといわれ、魔術や呪術に関心を示したシュールレアリスム後期を代表する作家の1人と目される。(「なぜか気になる人間像 徳島県立近代美術館所蔵名品展」図録(埼玉県立近代美術館)1992年)


カテゴリー:作家
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フロッタージュとは?【 美術用語 】

フランス語のフロッテー(FROTTER,こする)の名詞で「こすること」を意味する。マックス・エルンストが、岩や木の粗い面に紙をあてて鉛筆でこすって得られるイメージに注目して以来、シュルレアリスムの独特な技法のひとつとして画面構成に用いた方法。製作をすすめようとする紙を、木目のはっきりした板、織り目の粗い布などの上に置き、鉛筆、クレヨンなどを用いて下の表面の状態が表に現われるまでこすって写し出す技法である。こうして得た形は想像力の刺激剤として、無意識下のイメージを表現する作品の出発点に利用することが多く、エルンストはこれを油絵にも転用しているが、そこには物質に触発された、意識下の不安なイメージがあらわれている。

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