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はくいをまとえる

白衣を纏える

作家名:伊原宇三郎
制作年:1928年
技 法:油彩 キャンバス
「白衣を纏える」は1928年、パリ滞在中の作品です。椅子に静かに腰を下ろした裸婦が、褐色を基調に、きびしく抑制された色彩で描かれています。豊かな手足の表現、彫刻的なまでに力強い量感のとらえ方などは、新古典主義と呼ばれる時期のピカソに学んだ成果なのでしょうか。派手な色彩やポーズの面白さはありませんが、それだけに重厚で気品のある作品となっています。作者の内なる詩情がにじみ出ているかのようです。まちがいなく伊原の代表作の一つに数えられる作品でしょう。彼にとってもこの作品はお気に入りの作品の一つだったらしく、四十年近くたってからも、使い古したパレットをキャンバスがわりに描いたこれと全く同じ図柄の作品を残しています。


カテゴリー:作品
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ドラクロワとは?【 作家名 】

フランス・ロマン主義の代表的画家。幼少よりデッサンと音楽の才能を発揮し、17歳の時、古典主義画家ゲランのアトリエに入る。同門にジェリコーがいた。この頃ゴヤ、ルーベンスなどの作品を模写し、ダンテ、シェークスピア、バイロンなどの文学作品から主題をとって創作をした。ドラクロワの芸術の特質は色彩の鮮やかさと感情の表出にあり、彼の革命的な仕事が近代絵画への道を開き、印象派の絵画を導くことになった。代表作に《民衆を導く自由の女神》《サルダナパールの死》(共にルーヴル美術館)など。(「近世フランスの絵画と版画−東京富士美術館コレクションによる」図録 2002年)

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徳島県立近代美術館2006