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うえいびんぐふぃぎゅあ 29

Waving figure - 29

作家名:建畠覚造
制作年:1986年
技 法:木、ポリエステル
建畠覚造は、彼の作風を追うだけで現代日本彫刻の流れを示すことができるくらい長いキャリアを持っています。制作歴は、1941年に文展で特選となって以来現在まで、半世紀にわたります。その間、作風は人体のデフォルメから有機的・抽象表現主義的作風、有機と無機の関係の追求など、絶えず新しい領域を求めながら変貌をつづけ、素材もまた、プラスチック、セメント、アクリル、ステンレス、アルミなど新しいものを次々と取り入れてきました。この作品は、合板を貼り合わせて湾曲させながら成形し、ポリウレタンでコーティングした柱状のものを3点組み合わせてあります。ここでは、材質的には全くニュートラルで、純粋に形態の問題として波うつ四角の積み木という有機的要素と幾何学形態を融合させたフォルムを出現させながら、詩的世界が形成されています。変貌をつづけた作家のひとつの集大成ともいえる世界でしょう。(安達一樹「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1990年07月11日掲載)


カテゴリー:作品
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外光派とは?【 美術用語 】

19世紀フランス絵画史における呼称。ルネッサンス以降ヨーロッパのアカデミックな美術教育では屋内で油絵を完成するのが習しだったが、19世紀に入ると屋外の太陽光の下で油絵を完成しようとする作家が現れた。そうした作家あるいは制作態度を指す。主題としては風景画が多く、具体的な作家としてはヨンキスト、ブーダンなど印象派の先駆的な役割を果した作家を指し、クールベコローなどを加えることもある。印象派も屋外での制作に専念しているが、普通は外光派と区別し、むしろ印象派の技法とアカデミックな主題を折衷して19世紀後半のパリ画壇で人気を得たサロンの作家たちを指すことが多い。日本ではサロンの作家ラファエル、コランに学んで1893年帰国した黒田清輝を中心として形成された洋画の新傾向とその一群の作家を指す。黒田が帰国するまで主流であった脂派との対比から、紫派、新派、南派、正則派とも呼ぶ。

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