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さくひん

作品

作家名:靉光
制作年:1941年
技 法:墨 紙
靉光は戦時色を深めつつあった昭和初頭の洋画壇にあって、様々な美術思潮や手法を取り入れて、戦争とは無縁なきわめて個性的な表現を創り出した。重く熱気を帯びた作品群は、この時代を生きた人間の不安と鬱屈が投影されたものと解され、日本の戦前期の美術を象徴する存在となっている。この作品は、靉光シュルレアリスムの影響を色濃く受けた時期のもので、人体の各部位と様々な無機的な物体を組み合わせて、不条理な空間を描き出している。靉光シュルレアリスム絵画の代表作であるばかりか、日本のシュルレアリスムによる人間表現の到達点を示す1点といえる。


カテゴリー:作品
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青騎士とは?【 美術用語 】

1911年ドイツで革新的な目的を持つ芸術家たちがつくった緩やかな組織のグループにつけられた名称。グループの起こりは、1911年、カンディンスキーが、「新芸術家協会」の第3回展に出品を拒否されたことから、フランツ・マルクらと、ミュンヘンのタンホイザー画廊で対抗展を組織し、参加したグループを彼の小作品「青い騎士」にちなんで「青騎士(ブラウエ・ライター)」と命名した。参加者にはマッケクレーなどがいた。第2回展は1912年にミュンヘンで、版画を中心に開かれたがこれにはブリュッケのメンバーも参加し、また国際美術展の先駆ともいうべき性格のものであった。1914年の第一次大戦の勃発による解散した。グループには統合するような様式、教義はみられないが、内面的意欲が多様に形づくる形態の差異を示すことが共通の精神的基盤といえる。また、グループは同名の機関紙を発行したが、ここではヨーロッパの前衛芸術家の作品の他に、民芸品や児童画などの作品も評価し、現代的芸術観の礎石となった。

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青騎士

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  青騎士

  ヴァシリー・カンディンスキー

  パウル・クレー

  雑誌「青騎士」

  デア・シュトゥルム

  版画集〈響き〉1.赤色の前の二人の騎手

  表現主義

  ブリュッケ


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徳島県立近代美術館2006