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素朴画家


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いんふぇるの

〈インフェルノ〉

作家名:カルルハインツ・シェーファー
制作年:1989-95年
技 法:9つのプラスチック部品からなるアンサンブル、つぶして彩色した紙
年記と署名入り。黒い平面上に配置。-----カルルハインツ・シェーファーは、1941年北ボヘミアのカイザースヴァルデに生まれる。現在、ベルリン在住。1956-61年マイセン国立陶芸工房で陶芸作家として教鞭を執り、1963年ドレースデン造形芸術大学彫刻科に在籍、64-66年にマイセンで石工として働く。1967-69年ベルリン芸術アカデミー職業学校でフリッツ・クレマーのもとで学ぶ。1970年以降ドイツ民主共和国の公的な芸術界からは身を引いて仕事をする。1980年ダンテ『神曲』素描への最初の取り組みが始まる。「1970年代の初め、私は人間の肖像を描くこと、いえ、何かを描くということが不可能に思えました。そして同時に、芸術に人間が描かれなくなってきたことを衰弱と荒廃のようにも感じました。そのような空虚な芸術からの逃げ道を探していた私は、ダンテを知ることで、違う考えを持つことができるようになったのです。そうして私は、図式の中にさえ、人間を見いだすことができるようになりました。」


カテゴリー:作品
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素描とは?【 美術用語 】

紙などの表面に、人物・風景などを、単色の線で描き出したもの。陰影や色彩がつけられる場合もあるが、主体は線描である。用具としては、チョーク、クレヨン、木炭、メタル・ポイント・ペン・鉛筆などがある。制作の目的ないし動機により、クロッキー,スケッチ、エスキース,下絵、エボーシュ、カルトン,エテュードなどの名称で呼ばれるが、いずれにせよ本来絵画や図案を描くといった創作のための予備的、準備的段階の産物であり、ギリシア・ローマの時代から言い続けられてきたように、建築、彫刻、絵画をはじめ工芸類を含むあらゆる造形の基礎となるものである。造形教育の手段としてもその効用は認められている。しかし、近代ではその特有の芸術的価値が認識され、素描自体を目的とする作品が現われて、独立した絵画の一分野としてみなされるようになっている。20世紀のものでは、瀟洒さと的確さで知られるマチスや、ゆるぎない形と創意に満ちたピカソのものが有名である。なお、素描ドローイングなどにはニュアンスの相違があるが、普通はフランス語のデッサンとほぼ同義に用いられている。

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