ぐるぐるアートワード
データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。
ぐるぐるもくじ


マケット



マッス



マティエール



マニエリスム



円山四条派



ミクスト・メディア



ミニマル・アート



未来派



紫派



ムーヴマン



メゾチント



朦朧体



木版画



モダニズム



モダン・アート



モティーフ



モデリング



モニュメント



モノタイプ



もの派


<前 (1/2ページ) 次>

●もくじのさくいん

    

    

記事カテゴリ

 すべて

 作家(1701)

 作品(1851)

 美術用語(163)

 その他(1)


せんめんが にほんのめん

扇面画(日本の面)

作家名:アンリ=シャルル・ゲラール
制作年:1880頃
技 法:エッチングにグアッシュで彩色
ゲラールは扇面画をいくつも制作しているが、そのどれもが最終的に扇として実現されたわけではなかった。ゲラールだけでなく、ドガ、ゴーガン、ボナールドニ等、同時代の作家の多くが扇の形に新しい造形の可能性を見いだし、グアッシュや水彩等の画面として利用した。他の作家たちが扇面を単に一繋がりの空間として捉え、風景画等を描いたのに対して、ゲラールは具象的な要素と抽象的な要素を共存させた。(「世紀末から 西洋の中の日本「ジャポニスム展」図録)


カテゴリー:作品
  いまクリックまたは、検索したキーワードの解説

抽象とは?【 美術用語 】

語源はラテン語のアブストラヘレ。対象の構成要素のうち、或るものを他から切り離して、ひき出すこと。絵画や彫刻においても、対象の本質的要素を選び出して描写する点において、多かれ少なかれ抽象の作用が含まれるが、美術上この概念が特別な意義を持つようになったのは、1908年にヴォーリンガーが「抽象と感情移入」において、芸術の根本衝動のひとつとして抽象衝動をあげ、これによって原始民族や東方の諸民族の非抽写的な美術を正当に評価しようとしたことと、1910年にカンディンスキーが、初めて対象的事物を描かない絵画を発表し、1912年には「芸術における精神的なもの」において絵画への道のひとつの極として純粋抽象を論じたことに始まる。これ以降、外的対象的世界を描写しない作品が次々と現われ、非具象(ノン・フィギュラティフ)、絶対、非対象、非再現などと呼ばれたが、最も一般的な呼称として抽象が普及した。また、抽象の出現により、それに対抗して再現的な表現を総括するために具象の概念が使われるようになった。

  画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。

キーワード検索




けんさくけっか

キーワード

抽象

キーワードを含む記事
224件見つかりました。

  植木茂

  宇佐美圭司

  宇治山哲平

  ミルトン・エイヴリー

  瑛九

  エコール・ド・パリ

  大沢昌助

  岡本太郎

  奥底の青

  オノサトトシノブ

  恩地孝四郎

  書きものをする娘

  笠置季男

  アレックス・カッツ

  川口軌外

  ヴァシリー・カンディンスキー

  神原泰

  カーナヴォン城の眺め

  マルセル・カーン

  金昌烈



徳島県立近代美術館2006