ぐるぐるアートワード
データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。
ぐるぐるもくじ


ナビ派



ニュー・ブリティッシュ・スカルプチュア



ニュー・ペインティング



ヌーヴォー・レアリスム



ネオ・ダダ



ノン・フィギュラティフ


<前 (1/1ページ) 次>

●もくじのさくいん

    

    

記事カテゴリ

 すべて

 作家(1701)

 作品(1851)

 美術用語(163)

 その他(1)


こびんをかかげるまると あるいはみずさしをもつしょうじょ

小瓶をかかげるマルト、あるいは水差しを持つ少女

作家名:モーリス・ドニ
制作年:1895年
技 法:石版画
リスト教の敬虔な信者であったドニの作品には、聖書を元にした主題が多いが、登場人物にドニ自身の姿や夫人のマルトの姿が重ね合わされたり、ドニの身の回りの風景が描かれていることが多く、単なる宗教画とは違った、近代的且つ神秘的な趣がある。この石版画も、ドニの《エマオへの巡礼》という油彩画の中に登場する、マルトに似た修道女をクローズ・アップして描いたものである。油彩画と同じく、場面はドニのサン=ジャルマン=アン=レイのアトリエで、修道女またはマルトは聖体秘蹟の儀式に使う瓶を掲げている。また、油彩画ではキリストの隣に、巡礼の一人としてドニ自身が描かれている。形態の抽象化や渋い色合いに見られる浮世絵の影響の他、マルトの顔立ちや体の輪郭には、ドニが1895年にイタリアで見てきたフラ・アンジェリコの宗教画の影響も現れている。(「世紀末から 西洋の中の日本「ジャポニスム展」図録)


カテゴリー:作品
  いまクリックまたは、検索したキーワードの解説

ゴッホとは?【 作家名 】

オランダに生まれ、画商、教師、牧師と職を変えながら27歳で画家を志す。貧しい農民などを描く暗かった作品は、パリに渡り印象派や日本の浮世絵に出会うことで、明るい色彩を得た。芸術家との共同生活を願い南仏のアルルに移住するが、友人、恋人などすべてに満たされず、次第に色と筆触が激しさを増して行った。ゴーギャンとの短い共同生活も、自らの耳を切り落とすという事件で幕を閉じた。次第に狂気を帯びたゴッホは、精神の病に犯され、ついにピストル自殺を遂げる。

  画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。

キーワード検索




けんさくけっか

キーワード

ゴッホ

キーワードを含む記事
23件見つかりました。

  靉光

  アルデイア通り

  アンデパンダン展

  ヴァン・ゴッホの像

  モーリス・ド・ヴラマンク

  後期印象派

  コミサ[洋傘による少女]

  ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ

  ポール・ゴーギャン

  ポール・シニャック

  カール・シュミット=ロットルフ

  自画像

  中学生(カミーユ・ルーランの肖像_郵便配達夫の息子)

  風景

  フォーヴィズム

  肖像(少年1)

  肖像(少年3)

  肖像(少年2)

  エドヴァルト・ムンク

  ピエト・モンドリアン


<前   次>

徳島県立近代美術館2006