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しきのしょうにん はんがしゅう ぱりのいくつかのそくめん より

四季の商人−版画集『パリのいくつかの側面』より

作家名:ピエール・ボナール
制作年:1899年
技 法:石版画
他の同時代の画家たちと同様、ボナールも1890年代には、多色刷石版画によるポスターや版画集の制作に忙しかったが、そのことは19世紀末に版画集が新たに収集家の人気を集めたことを物語っている。この版画集も、前衛芸術家の版画を数多く手がけたアンブロワーズ・ヴォラールによって出版された。ボナールは熟練した版画師と共同してこの版画の制作に当たったが、彼の油彩画に見られる多様な表面の質感は版画においても実現されている。即興的な描き方は、一見未完成のような印象を与えるが、それはこの版画の習作を見てもわかるように、何度もの細かい変更を経て辿り着いた結果である。ボナールの他の作品にも当てはまることだが、余白の白と図の巧妙なバランスに、日本の浮世絵と相関性が見られる。(「世紀末から 西洋の中の日本「ジャポニスム展」図録)


カテゴリー:作品
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ドニとは?【 作家名 】

フランス、グランヴィルに生まれる。パリに出てアカデミー・ジュリアンに学び、ボナールヴュイヤール、ランソン、セルジェらと交友する。ポンタヴェンでゴーギャンの影響を受けて結成された、ナビ派の第1回展(1891年)に参加する。セザンヌへの傾倒も強く、作品テーマに「セザンヌ礼讃」(1900年)や「セザンヌ訪問」(1906年)がある。イタリア、ドイツ、スペイン、モスクワ、アルジェリア、アメリカ、カナダと旅行し、特にイタリアでは信仰と美の合致を見出す。宗教画や装飾画も手がける。1920年には国立美術協会宗教芸術部の副部長となる。装飾的、象徴的画面構成に特色がある。また美術理論家としても重要である。(「パリ・日本・メキシコ 埼玉県立近代美術館所蔵作品による」図録 1992年)

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