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えすたんぷおりじなるし だい5ごうのひょうしでざいん

『エスタンプ・オリジナル』誌第5号の表紙デザイン

作家名:カミーユ・マルタン
制作年:1894年
技 法:多色刷石版画
エスタンプ・オリジナル』誌はアンドレ・マルティによって、1893年から1895年の間にパリで発行された、100部限定のオリジナル版画集で、40点の版画が年4回に分けて配本された。1年分の料金は200フランだったが、ロートレックやゴーガン、ナビ派ボナールドニ等当時の若手の前衛作家たちを集めた版画集であったため、批評家にも好評を受けて成功した。マス・コミュニケーションの手段としてもてはやされてきた版画を、創造的美術の手段として刷新することを謳った『エスタンプ・オリジナル』誌は、大部分が最新の技術を駆使した多色刷の石版画作品だったが、その他にエッチング木版画、立体版画等も含まれていた。また様式の上でも、ジャポニスムを吸収した作家たちにより、大胆な構図や画面の平面化、色彩上の実験が推し進められた。マルタンの表紙は、1855年にパリの国立図書館が入手した歌麿の『画本虫撰』の一図と酷似しているが、マルタンは瓢箪に葡萄のつるも絡めさせ、それをさらに版画用のプレス機のハンドルに絡めたことで、当時の創作版画における日本美術の影響をユーモラスに示唆したのかもしれない。(「世紀末から 西洋の中の日本「ジャポニスム展」図録)


カテゴリー:作品
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カールとは?【 作家名 】

版画家、版画出版家、版画商。1728年アカデミーの会員となる。リゴー、ルモワーヌ、ヴァトー、シャルダングルーズなどの肖像画、歴史画、神話画などにもとづく版画作品を得意とし、当時のもっとも優れた複製版画家の一人となる。単なる複製制作者ではなく、解釈家と評された。ジャック・フィルマン・ボーバルレなど多くの優れた弟子も育てている。(「近世フランスの絵画と版画−東京富士美術館コレクションによる」図録 2002年)

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