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かつら ゆき

桂ゆき

1913年東京都に生まれる。1991年没する。本名雪子。1926年池上秀畝に日本画を学ぶ。1931年東京府立第5高等女学校を卒業後、中村研一、岡田三郎助に学ぶ。1933年第20回光風会展に出品。この頃からアバンギャルド洋画研究所に通い始める。1935年第22回二科展に初入選。1938年山口長男、吉原治郎ら二科展に出品する前衛的作家たちとともに九室会を結成。コラージュの手法などを用いて機知に富む作品を発表し注目を集めた。翌年の第26回二科展で特選を受賞し、40年の第27回展で会友となる。1946年三岸節子らと女流画家協会を創立。1947年第32回二科展で準会員、50年の第35回展で会員に推挙され56年まで審査員。1956年渡仏し61年までヨーロッパ、アメリカに滞在。1961年第6回日本国際美術展で優秀賞を受賞。同年二科会を退会。1966年第7回現代日本美術展で最優秀賞受賞。1980年には山口県立美術館で「桂ゆき」展を開催。以後個展を通じて意欲的に作品を発表した。


カテゴリー:作家
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水彩画とは?【 美術用語 】

広義には、水溶性の展色剤で練った顔料を使って制作された絵画をさす。古代エジプトのパピルス画、東洋画の紙本・絹本の類、中世ヨーロッパの彩色写本の挿絵など古くから世界各地で広く利用されてきた。狭義には顔料とアラビアゴムを練り合わせた絵具(水彩絵具という)で描いたものをいい、より狭義には、水彩絵具を透明水彩絵具と白色顔料を加えた不透明水彩絵具(グワッシュ)に分け、前者のみを指す。透明水彩は特に精選した微粉の顔料を用い粘り気が少なくなるように練ってある。水彩絵具の特性は透明なことで明るい色を表現する場合は、水で薄めるだけで、薄い絵具の層を通して画用紙その他の支持体面から光が多く反射して明るく見える。不透明水彩の場合は白を加える。単色で仕上げる水性絵具としては、茶色のビスタや、いかの墨から作る焦げ茶色のセピアを使ったものがよく知られている。18世紀から19世紀初頭のイギリスで大きな発達をとげ、特にターナーは油絵に劣らない色の明るさと鮮かさを表現する水彩技法を作り上げた。

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