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デモ

作家名:ゲルハルト・リヒター
制作年:1997年
技 法:オフセット印刷
これは1993年5月1日にケルンで行われた政治集会の際に、リヒターが撮影した写真を元にした作品である。主題となっているのはクルド人たちのデモ行進で、参加者たちは、車線区分線や建物の輪郭線によって透視図のように強調された舞台で振る舞う役者のように、画面にとどめられており、画像の右側には数名の警官たちが静かな端役として立っている。画像の選択、トリミング、再現を経ただけで、行進の持つ演劇性が、鮮やかに見て取れる。


カテゴリー:作品
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抽象とは?【 美術用語 】

語源はラテン語のアブストラヘレ。対象の構成要素のうち、或るものを他から切り離して、ひき出すこと。絵画や彫刻においても、対象の本質的要素を選び出して描写する点において、多かれ少なかれ抽象の作用が含まれるが、美術上この概念が特別な意義を持つようになったのは、1908年にヴォーリンガーが「抽象と感情移入」において、芸術の根本衝動のひとつとして抽象衝動をあげ、これによって原始民族や東方の諸民族の非抽写的な美術を正当に評価しようとしたことと、1910年にカンディンスキーが、初めて対象的事物を描かない絵画を発表し、1912年には「芸術における精神的なもの」において絵画への道のひとつの極として純粋抽象を論じたことに始まる。これ以降、外的対象的世界を描写しない作品が次々と現われ、非具象(ノン・フィギュラティフ)、絶対、非対象、非再現などと呼ばれたが、最も一般的な呼称として抽象が普及した。また、抽象の出現により、それに対抗して再現的な表現を総括するために具象の概念が使われるようになった。

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