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脂派


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こんごうぎほう

混合技法

一つの作品の中に、二種類以上の素材や技法を混ぜたものを、混合技法という。複数の素材、技法を混用することによって、作家の内面的、主観的なものを伝達する手段が増えるため、表現がより自由で幅広いものとなる。例えば、版画などでよく用いられるが、数種類の製版の技法を混用することによって、各々の技法のもつ表現に有益な点を活かしつつ制作することができるので、作家の内にある構想の実現にとって有意義である。絵画においても彫刻においても、近代になるとマティエールに対する関心が高まり、各々の材質感を十分把握したうえで、よく用いられるようになった。加えて、新しい技法を探求しようとする作家の関心をより高めることにもなった。


カテゴリー:美術用語
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マティエールとは?【 美術用語 】

材料、材質、素材を意味する語で、作品自体の表面の平滑さとかごつごつした感じなど素材の選択、用法によって創り出した肌合い、あるいは、絵画作品の場合には絵肌を意味する場合もある。テクスチャー(TEXTURE、材質感)と混合されて用いられるが、テクスチャーは、その物質が備えている表面的な肌の感覚を示すもので、マティエールでは、技術的に創り出されたという面が強調されている。例えば、油彩画の作品において布の感じがよく表現されている場合、油彩というマティエールによって布のテクスチャーがよく表わされているというように用いられる。

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徳島県立近代美術館2006