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素朴画家


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そぼくがか

素朴画家

アカデミックな理論や技術と無縁で、伝統からの自由が最も意味深い特徴をなしている画家。ドイツ人の批評家ヴィルヘルム・ウーデによって1908年から14年にかけて、アンリ・ルソーを認めることから、近代絵画における独特の一領域として初めて「素朴絵画」の概念がたてられた。まったく独学でしかもおおむね非職業的な画家たちによる一群の作品は、自然発生的な率直さ、素人くさい様式化やデフォルマシオンを共通の特徴としている。素朴画家は、気品、作品ともに極度に多様であり、主題の点でも互いに隔っているが、多くの場合、主題が高度に個人的であり、自分がなじんでいる日常周辺の場面や出来事を克明に叙述しようとしている。実際にそう見えなくても、彼らがそうであると知っている姿で個々の物事を描き出そうとしており、各人自己流の方法で距離や奥行が表されたり、心理的興味によって事物の大小を決定する、いわゆる心理的遠近法が用いられたりする。代表的な作家に、セラフィーヌ、ボーシャン、ボンボワ、ヴォリスなどがいる。


カテゴリー:美術用語
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ボーシャンとは?【 作家名 】

1873年フランスに生まれる。1958年没する。美術学校の教育や、その時代をリードした様式や流派、理論とは無縁に制作した素人画家、素朴派とよばれた画家の一人。素朴派としてはアンリ・ルソーが有名。ボーシャンの本職は植木職人。40歳を過ぎてから画家となる。ル・コルビュジェらに評価され、サロン・ドトンヌなどにも出品した。

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