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もだん あーと

モダン・アート

「近代芸術」の意味。内容的には近代における美術を指すのではなく、印象派以降、あるいはセザンヌ以降、または主として20世紀に入ってから第二次大戦前までに生まれた新しい美術の諸流派、諸動向を総括的にいう。最も狭くとった場合には、戦前のアヴァン=ギャルド(前衛芸術)を指す場合もある。反自然主義を特徴とし、一方で人間の内面を探求する方向、他方で都市生活や工業社会にあった新しい造形を意図する方向がある。これは、その根底に、個人の統一感と社会との調和関係が崩壊し、19世紀までの美術観では対応できなくなったという危機感がある。ダダに見られる全否定的な態度、シュルレアリスムの主張する人間の全面的な解放、新造形主義構成主義にみられる美術と生活環境の一体化などは、この危機感を克服するためのさまざまな試み、方向と考えられる。モダン・アートという用語は、様式上の新しさをいうために用いられることが多いが、新しさへの関心のみに限定するのは一面的であるといえる。


カテゴリー:美術用語
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オートマティスムとは?【 美術用語 】

自動(記述)法と訳される。厳密には「シュルレアリスム宣言」に「理性によるいっさいの統制なしに、かつ美学的、倫理的ないっさいの先入観なしに行われる思考の真実の書きとり」とあるように、意識下の世界を探求するために用いられる方法。この用語はピカビアのインクのしみとか、紙切れを無造作に落すアルプの方法などのように、意図的に偶然の要素を開発する方法にも適用され、1940年代初期のニューヨークのシュルレアリストたちに重要な原理として引き継がれた。その後のアクション・ペインティングアンフォルメル芸術は、どちらも絵をかく過程を自動的な精神の即興、つまり画家の内的な心の状態を表現する手段とみなしていたので、オートマティスムを自らの特質として受け入れた。

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