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ものたいぷ![]() モノタイプ ![]()
グラフィック・アートで用いられる用語。版画と絵画の中間に位置する手法。絵柄は油彩でガラス板の上に描かれ、その上に紙を置いて刷りとる。紙をはがす際に絵具の一部が紙に付着し、版画のようにもとの絵柄が左右反転して写されることになる。この原理はさまざまな応用が知られており、たとえば、ガラスの代わりにエッチング用の金属板やリトグラフ用の石板が使われたり、油絵具の代わりに版画用のインクが用いられたり、時にはインクが部分的に拭きとられたりして使われたりする。ガラス板を使用した場合は手で紙の裏をこすり、他の場合にはプレス機を使用することもできる。厳密にいえばこの手法では1枚しか刷ることができないが、実際には、刷ったあとの板上に残っている絵具を補充することにより複数枚類似した作品の制作が可能である。この技法を使用した作家としては、17世紀のG.B.カスティリオーネ、19世紀のウィリアム・ブレイク、そしてドガなどがいる。20世紀の作家たちも、しばしばこの技法を使っている。
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カテゴリー:美術用語
![]() ![]() ![]() 抽象表現主義とは?【 美術用語 】 ![]() 主として第二次大戦後のアメリカで開花した非幾何学的な抽象美術を指して、1950年頃から一般に用いられるようになった言葉。カンディンスキーの1910〜14年の絵画に対して使われたのが最初らしいが、1946年、アメリカの画家、アーシル・ゴーキーとジャクスン・ポロックの作品に対して使われるにおよび流行語となり、たちまち他のニューヨーク派の画家の作品にも拡大されて、抽象的でなくても、表現主義的でなくてもそう呼ばれるようになった。そのため、批評家のハロルド・ローゼンバーグは「アクション・ペインティング」という概念を導入したが、この語は当時支配的な実存主義的な意味合いが強調されており、今日ではあまり用いられない。代表的作家としては、マーク・トビー、デ・クーニング、マーク・ロスコなどがあげられる。各人の作品はあまりに多様であるが、強いて要約すれば、即興的、エネルギッシュ、自由な技法を用いて、既成の因襲的な良き趣味を満足させるよりも、人々の物の見方に衝撃を与えることを望んだ非イメージ的で反形式的な絵画といえる。 ![]() ![]() ![]() |
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