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にゅー ぶりてぃっしゅ すかるぷちゅあ

ニュー・ブリティッシュ・スカルプチュア

ニュー・ペインティングが欧米を席巻した1980年前後のイギリス美術を特徴づける一群の若い彫刻家たちの出現と活躍を称する。作家としては、トニー・クラッグ、ビル・ウッドロー、リチャード・ディーコン、アニッシュ・カプーア、アントニー・ゴームリー、シラゼ・フーシアリー、リチャード・ウェントワース、エドワード・アーリントン、、アリソン・ワイルディングなどがいる。これらの作家に様式、素材、主題、技法上の共通性を見いだすことはきわめて難しい。しかし、先行する反フォーマリズムの運動から様々な問題意識や発想を引き継ぎながらも、自立した彫刻を可能にさせる造形言語を再構築し美術と社会をつなぐというポスト・モダニズムの課題を背負うという点で共通している。その解答は各作家によって様々であるが、文学的なテキスト、宗教や神話、科学的な世界観など様々な文脈にふれ、そして見る人に豊かな連想や思惟を呼び起こさせる。絵解きではなく隠喩あるいは換喩として、見る人、場所、時間の違いによって無限の意味の差異を生み出すし、ここから同時にA のようでありBのようでもあるが決定的に何かとはならないという特質が生まれる。様々な意味を暗示しながらも同時に距離を保つニュー・ブリティッシュ・スカルプチュアは、合理と非合理、科学と芸術、精神性と官能性、抽象と具象などを相容れないものとして固定化して考える近代的なドグマを覆し、より自由でフレキシブルな世界を示している。


カテゴリー:美術用語
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ノン・フィギュラティフとは?【 美術用語 】

非具象、非形象などと訳す。具象(Figuratif)絵画に対していうもの。1930年代の前衛絵画のうち、一方を代表するシュルレアリスムが具象的形態になったのに対し、もう一方の抽象的傾向が先端的な主張として非具象をかかげ、「アブストラクシヨン=クレアシヨン」に結集した頃から、この語が一般的に通用するようになった。アブストラクシヨン=クレアシヨンは、「抽象・創造」の意味で、1932年にパリで結成された非具象主義のグループで、その名称のとおり、いわゆる「創造的」な抽象を鼓舞することを狙いとした団体である。「創造的抽象」とは、非具象の、一般に幾何学的といわれる要素から構成された抽象作品を意味している。団体活動としては、グループ展組織と、「抽象・創造−非具象芸術」という図版入りの年報を発行した。作家としては、ペウズナー、ガボカンディンスキーモンドリアンドローネーなどで、岡本太郎も参加した。厳密な非具象の追求において、国際的な拡がりにおいて重要な意味をもつ運動である。

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