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たなか やすし

田中保

1886年、埼玉県に生まれる。1902年父親が急逝して、一家離散し、04年中学を卒業すると単身アメリカに渡る。ワシントン州シアトルに住み、職を転々としながらフォッコ・タダマの画塾に通う。1917年シアトル・ファイン・アーツ・ギャラリーで個展を開催。風紀上の理由から裸体画を撤去するよう勧告されるが、敢然と反論する。同年詩人で美術評論家のルイーズ・カンと結婚。1920年カンとともにパリに移り住む。サロン・ド・ラ・ナシオナル、サロン・デ・ザンデパンダンなどのサロンに毎年のように出品。また、ヴァン・ドンゲン、藤田嗣治らと展覧会を開き、国外の美術展にも出品する。パリに没し、長い間忘れられていたが、近年評価が高まる。(「パリ・日本・メキシコ 埼玉県立近代美術館所蔵作品による」図録 1992年)


カテゴリー:作家
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キュビズムとは?【 美術用語 】

1907年から08年頃ピカソブラックによって始められた芸術運動。立体派と訳される。それまでの絵画の「視覚のリアリズム」に対して「概念のリアリズム」を主張し、三次元的現実社会の概念を二次元的に翻訳するとともに、絵画を一つの美的存在として結実させることを目的とした。セザンヌキュビズム、分析的キュビズム、総合的キュビズムの各段階に区分される。ルネッサンス以来の写実的伝統から絵画を解放したものとして、20世紀の最も重要な芸術運動の一つと目される。ピカソの〈アヴィニョンの女たち〉がその最初の作品といわれるが、1908年にマチスがブラックの風景画を「キューブ(立体派)」の言葉をもって評したのが名称の起りとなる。代表的な作家としてピカソブラックのほかに、レジェグリス、ヴィヨン、デュシャン、ドローネ、ピカビア、クプカなどの画家があげられる。ほかにアーキペンコアンリ・ローランスなどの彫刻家も参加している。

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