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よしはら ひでお

吉原英雄

1931年広島県に生まれる。2007年没する。大阪府立天王寺高等学校を卒業し、大阪市立美術研究所に学ぶ。1954年吉原治良に師事しゲンビ展に出品。次いて具体美術協会の結成に参加する。1955年同会を退会し、デモクラート美術協会に参加するが、57年退会する。1958年から日本版画協会展に出品し、59年会員となるが、65年退会する。日本国際美術展、サンパウロ・ビエンナーレ、インド・トリエンナーレなど数多くの国際展に出品し、1957年東京国際版画ビエンナーレ文部大臣賞、68年現代日本美術展優秀賞、70年芸術選奨文部大臣賞など受賞を重ねる。リトグラフや銅版を併用して臨場感のある虚構空間を描き出すことで知られ、現代人の不安や心理的真空感を反映したものと評される。京都市立芸術大学で後進の指導にあたる。1979年国立国際美術館で「現代の作家1田淵安一、湯原和夫吉原英雄」展が、80年、81年福岡市美術館で「吉原英雄の版画」展が開かれる。


カテゴリー:作家
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新古典主義とは?【 美術用語 】

18世紀後半から19世紀初頭にかけてヨーロッパ中に広まった古典古代(ギリシヤ・ローマ)の復活を目指した美学上の運動や、建築、彫刻、工芸の各ジャンルにわたる美術の様式を指す。考古学的正確さへの強い感心と合理的美学に支えられた古代的モチーフの多用や、完成された表現を特徴とする。ヘルクラーネウムやポンペイの発堀、ギリシアや小アジアへの調査旅行によって、古代への関心が高まり、ヴィンケルマンが著した『ギリシア美術模倣論』などの美学上の影響によって、18世紀後半には支配的な傾向となった。代表的画家はラファエル・メングスだが、ラファエロ,コレッジオ,ティツィアーノや古代美術の作品に基づいて、グランド・マナー(大様式)と呼ばれる様式を生み出し、影響力を広げた。絵画の分野で最もすぐれた成果をみせたのはダヴィッドで、それをアングルが引き継いだ。新古典主義は、19世紀のアカデミズム芸術の基本原理として長く生き続けたが、同時に、遠い古代や異国に対する憧れと官能的なものへの傾斜により、ロマン主義芸術の先駆にもなった。

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