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ろらーんす ポール・アルベール・ロラーンス
画家、デザイナー、版画家、イラストレーター。パリ生まれ。コニエの弟子で公式の画家、書籍イラストレーター、タピスリーの原画デザイナーであった父にまず学ぶ。続いてパリ国立美術学校で教育を受ける。1891年、フランス芸術家協会展に出品、名誉賞を受賞。同年、第2回ローマ賞、93年には第3位のメダルと旅行費用、97年には第1位メダル、1900年には万国博の金メダルを得た。絵画では、風俗画、肖像画、歴史画等、多くのテーマを描いている。1898年から理工学校でデッサンを教える。1903年。サロン・ドトンヌの創立会員になる。10年、油彩画《ディドー》でエネール賞受賞。パリ、ミュンヘン、ブダペストの展覧会に出品する。その他、数多くのイラストを描いている。(「黄金時代のポスター芸術」図録 1998年)
カテゴリー:作家
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タピスリーとは?【 美術用語 】 フランス語でタピスリー、英語でタペストリーと読む綴織壁掛(つづれおりかべかけ)のこと。製織方式は平織(ひらおり)の文様織。ふつう竪機(たてばた、経糸を垂直に張って織る機)を用い、経糸(たていと)に麻糸、緯糸(よこいと)に太い毛の染め糸(また絹や金銀糸なども)を用いる。緯糸を適当な長さに通して絵柄を織り出し、自由に絵画的主題を表現する。すでに古代エジプト時代から知られ、古代ローマやコプト、ペルシアなど東方諸国で制作された。西欧では、13〜14世紀にモニュメンタルな建築装飾として登場し、聖堂や城館の壁面や柱間を飾った。制作地は、フランドルから北フランスにかけてで、アラス、パリ、ブリュッセル、トゥルネ、ヴァランシエンヌ、ドゥエー、リールなどが名高い。代表作には、ニコラ・バターユ作「アンジェの黙示録」や「一角獣をともなった貴婦人」(パリ、クリュニー美術館)などがある。14〜15世紀が全盛時代で、16世紀からは次第に絵画化する。17〜18世紀には、フランス王立ゴブラン製作所が中心となって多くの作品が作られた。 画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。 |
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