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いちはら よしゆき 市原義之
1943年徳島県に生まれる。金沢市立美術工芸大学日本画科、京都教育大学特修美術科日本画科に学んだ後、下保昭に師事する。金沢市立美術工芸大学在学中の1965年、日展に〈岬の花〉が初入選、68年には〈工場〉が日春展に初入選した。その後、1973年、79年に日春展奨励賞、78年日春賞を受賞。1980年第12回日展では〈水辺〉が特選となり、翌81年〈薮〉を無鑑査出品、さらに82年〈洩れる〉で再び特選を受けた。現在、日展会員。1995年、1999年には日展審査員をつとめる。また、昭和世代日本画展へ出品する他、全関西美術展、京展でも受賞を重ねている。1987年東京、名古屋、京都、徳島で個展を開催、92年から93年にかけては、東京、京都、徳島で個展を開催し、新たな大作を発表している。重厚なマチエール、写実性と装飾性をあわせ持つ表現によって、季節感や生活感の豊かな風景を描き出している。(「東四国阿波讃岐風景画展」図録 1993年)
カテゴリー:作家
サンブとは?【 作家名 】 ダカールに生まれる。ダカール大学で哲学と法律とを修め、さらに、同地のエコール・デ・ボザールで美術を学ぶ。ラボラトワール・アジという美術、音楽、映画、演劇などあらゆる分野の作家たちの集めたグループの実質的な主宰者として、作家たちの精神的支柱となっている。彼はアフリカ諸国やヨーロッパを渡り歩き、現在ダカールにおいて、画家、彫刻家としても活躍している。身辺の社会的テーマを扱う彼の表現方法はインキ、グワッシュ、油彩、コラージュなど多岐にわたり、さらにインスタレーション、パフォーマンスといった空間表現も取り入れている。ダカールの中心街の一角ジュール・フェリー街の彼の家の庭は、ダカールの作家の集会所を兼ねており、今日のセネガル、ひいてはアフリカにおける現代美術の発信源となっている。彼はヨーロッパに出品されるアフリカの現代の作品は、結果的にヨーロッパのために造られた作品でしかないとしている。それはヨーロッパへの批判であると同時に、ともすれば白人たちに媚びがちな今日のアフリカ美術への痛烈な批判でもある。(「同時代のアフリカ美術」図録 1996年) |
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