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えるまん ぽーる (えるまん るね じょるじゅ ぽーる) エルマン=ポール(エルマン・ルネ・ジョルジュ・ポール)
アカデミー・ジュリアンで学び、そこでヴァロットン、シャルル・モーラン、ボナール、ヴュイヤール、H・G・イベルスらに出会った。1893年頃、『口喧嘩』、『フランス通信』、『パリの声』などの諷刺雑誌に挿絵を寄せて身を立てていた。1890年頃、オリジナル石版画を手がけ始め、1891年に最初の多色刷版画を制作した。1890年代の後半から第一次世界大戦後まではアナーキストの雑誌のために挿絵を描いている。カリグラフックな描線やカリカチュアのスタイルに日本の影響が明らかに現れている。(P.F.)(「世紀末から 西洋の中の日本「ジャポニスム展」図録)
カテゴリー:作家
ミニマル・アートとは?【 美術用語 】 1950年代より興り、1960年代に顕著になったアメリカ美術にみられる動向。アクションペインティングと抽象表現主義のある側面への反動として起った。1951年に白だけのカンヴァスおよび黒だけのカンヴァスを展示したラウシェンバーグや1956年にモノクローム絵画を発表したイヴ・クライン、「全一性」の教義を先取りしたバーネット・ニューマンなどが先駆者である。色面派やハード・エッジ派もミニマル・アートに関連しているが、厳密な意味においては、トニー・スミス、カール・アンドレ、ロバート・モリス、ドナルド・ジャッドらの高度に画一化された立体作品を指す。これらは、一切の虚像的な価値を排して最大限の視覚的単純さを保つことにより、見る者に曖昧さのない、全的で統一的な印象を与えるものと評価されている。「ミニマル」は「最小の、極小の」の意味で、1965年、イギリスの哲学者リチャード・ウォルハイムのエッセーの名から転用されたものである。 |
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