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いべるす アンリ=ガブリエル・イベルス
パリに生まれる。アカデミー・ジュリアンで絵を学び、そこで1888年頃、ポール・セリュジェ、モーリス・ドニ、ボナール、ヴュイヤール、ポール・ランソンらに出会う。彼らと共にナビ派を結成し、ゴーガンの美学を唱導した。1892年頃、石版画の制作を始め、『エスタンプ・オリジナル』誌(1893年)『エスタンプ・モデルヌ』誌(1897年)に多色刷石版画を発表するかたわら、トゥールーズ=ロートレックと共同で版画集『カフェ・コンセール』(1893年)を制作した。1890年代後半、諷刺雑誌『汽笛』(彼が創刊の手伝いをした)や『ルヴュ・ブランシュ』、『口喧嘩』などに政治諷刺漫画を発表した。1890年代から、彼の石版画はパリの生活や娯楽を映し出すようになった。(P.F.)(「世紀末から 西洋の中の日本「ジャポニスム展」図録)
カテゴリー:作家
デフォルマシヨンとは?【 美術用語 】 変形、歪形。造形芸術で、自然の対象を変形して表わすこと。遠近法、短縮法、プロポーション、美術解剖学などの知識に基いて形態、空間、量的表現を正確に再現する写実より、芸術家の造形意志が重視される。これにはより自然に見えるための歪形も含まれる。しかし、近代美術では、芸術家の主観を強調し、観る者に強く訴えるために、形やプロポーションや空間的秩序を意識的に変形して独自の造形的秩序を造り出すことが盛んに行われ、セザンヌをはじめ、ピカソ、ダリ、モディリアーニなど、キュビスム、シュールレアリスム、表現主義などの造形的特色となっている。しかし、それ以前にも、エル・グレコらのマニエリスムの絵画、ドナテロやミケランジェロの彫刻、建築の枠に規制されたロマネスク時代の柱頭、二次元性を強調した東方的造形(古代エジプト美術、東洋絵画)など広く認められる。いずれにせよ、どのような美術作品も事物の厳密な三次元的複製ではありえないから、ほとんどの美術作品はこの「歪形」を行っているといえる。 |
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