ぐるぐるアートワード
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ぐるぐるもくじ


版画集〈壁〉5. 壁の前のダンス



版画集〈壁〉6. 口ひげを生やした人のいる壁



版画集〈壁〉7. 人間と壁



版画集〈壁〉8. 壁の前で用を足す人たち



版画集〈壁〉9. 壁と旅人たち



版画集〈壁〉10. 壁の前で用を足す犬



版画集〈壁〉11. 壁と横たわる人



版画集〈壁〉12. 壁と告示



版画集〈壁〉13. はげ落ちた壁



版画集〈詩畫集 蟻のいる顔〉3. ピケの残像



版画集〈博物誌〉25.夫婦のダイヤモンド



版画集〈マルドロールの歌〉4



版画集〈マルドロールの歌〉5



版画集〈マルドロールの歌〉18



版画集〈モニュメント・タバコ〉I



版画集〈リルケ『マルテの手記』より:一行の詩のためには…〉17. 愛にみちた多くの夜の回想



〈版画集〉1



〈版画集〉2



〈版画集〉3



〈版画集〉4


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●もくじのさくいん

    

    

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 作家(1701)

 作品(1851)

 美術用語(163)

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あう゛ぇど

ジャック・アヴェド


父が早世したためアムステルダムの継父のもとで育つ。16歳のとき一時、行商人(フランス語で「カムロ」)をしながらオランダ中を回り、縁日で似顔絵を描く。アムステルダムの工房にしばらくいたあと、パリの流行肖像画家の工房に移り、この頃カルル・ヴァンローやモーリス=カンタン・ド・ラ・トゥールを知る。シャルダンとは終生固い友情で結ばれ、同じような技法を用いるとともに、1730年代にはシャルダンに静物画よりも人物画を描くよう勧めたと思われる。1734年、アカデミーの会員となり、37年から59年までサロンに肖像画を出品して人気を呼んだ。フランスの肖像画が神話になぞらえた華やかなスタイルから変わろうとしている頃、アヴェドはオランダでの経験とシャルダンとの交友から生まれた、人物の心まで正確に表現するような独自の作品を制作した。収集家としても有名で、陶器、東洋の青銅器、彫刻のほか、ヴァン・ダイクティントレット、プッサンなど古典絵画の巨匠の作品を多数所有していた。(「近世フランスの絵画と版画−東京富士美術館コレクションによる」図録 2002年)


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徳島県立近代美術館2006