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よしだ ほだか 吉田穂高
東京に生まれる。1948年日本アンデパンダン展に油彩を出品。49年旧制第一高等学校卒業。52年日本版画家協会展に入選、会員。シエル美術賞三等賞を受賞。62年ルガノ国際版画ビエンナーレで優秀賞受賞。63年リュブリアナ国際版画ビエンナーレに出品。66年写真制版による作品を発表。72年クラコウ国際版画ビエンナーレ。76年リエカ国際オリジナル・ドローイング展で国際審査員名誉賞を受賞。87年山口源大賞を受賞。版画に写真制版を導入したパイオニア。木版とフォト・エングレーヴィングの併用により非日常空間を作り出している。(「THE HIROSHIMA 広島市現代美術館所蔵作品による」図録 1991年)
カテゴリー:作家
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ビュランとは?【 美術用語 】 銅版や木口木版を彫るために用いる彫刻刀。全長約12cmの鋼鉄製の棒で、刃先は斜め45度に切断され、菱形か正方形の断面を持っている。他端から全長の3分の1の部分で折れ曲がっており、その先に木製の握りがついている。使用法は、指で先端の方向を定めながら、握りを手のひらで押し、版面に水平に近く彫り進める。刃先はV字型に版面に食い込み、明快で硬質な線が刻まれる。抵抗の大きいビュランを自在に操り、髪の毛の数分の1の線からあらゆる太さの線までを彫刻するには相当の熟練を必要とする。ビュランは、銅版画の中でも直刻法によるエングレーヴィング版画、そして木口木版画の中心工具であって、鋭い刻線によって繊細で精密な表現を可能にする。ところで、木口木版画も含めて線刻彫版画をエングレーヴィングと総称するが、またこの彫刻刀の名をとってビュランと呼ぶこともある。 画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。 |
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