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じゃぜ ジャン=ピエール・マリー・ジャゼ
版画家。祖父の手ほどきを受け、そのもっとも優れた弟子となる。早くから版画、素描の制作をよくし、販売も行った。特にアクアチントの技法をよくし、その専門家となった。1817年にサロンにデビューし、それ以後、もっぱら絵画の複製版画の制作を行うようになる。アントワーヌ=ジャン・グロ、オラース・ヴェルネらの作品の複製版画により、その名声を確かなものとした。そのほか、ジャック=ルイ・ダヴィッド、アン=ルイ・ジロデの作品などの複製版画を制作している。また、第一帝政期の出来事を数多く描いて高い人気を得たが、限られた画題しかあつかわないとして批判も受けた。1846年にレジオン・ドヌール勲章を受章し、1865年までサロンに出品し続けた。(「近世フランスの絵画と版画−東京富士美術館コレクションによる」図録 2002年)
カテゴリー:作家
アクション・ペインティングとは?【 美術用語 】 おもにニューヨークを中心に、第二次世界大戦後に起った抽象絵画の傾向。アメリカの批評家、ハロルド・ローゼンバーグの著作「アメリカのアクションペインターたち」にちなんだ呼称。1950年代の抽象表現主義の画家たちの総称として用いられるが、ドリッピングの技法を採用した1947年以降のポロックを念頭においたものだった。ローゼンバーグが“自己超越”と定義したように、完成品としての絵だけでなく、それをつくり出した過程、すなわちそれを描いていた時の芸術家の行為自体に重要性を与えることによって、ヨーロッパ風の自己表現の秩序と調和のある小宇宙を超えようとする。ポロック、デクーニングなどが代表的な作家とみなされる。 |
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