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こー うどむうぃっと ターウォン・コー=ウドムウィット
1956年タイ王国に生まれる。バンコクの工芸大学で学んだ後、シルパコン大学絵画彫刻版画学部で、版画学士号、版画修士号を取得する。1981年以降、同大学で後進の指導にあたっている。1987年には、名古屋芸術大学に留学。1979年、第25回タイ国展の版画部門で2等賞を受賞、翌80年ホンコンでの現代アジア青年美術展で特別賞受賞。また、旧西ドイツのフレヘン国際版画ビエンナーレ、旧ユーゴスラビアのリュブリアナ国際版画ビエンナーレ、リエカ国際オリジナルドローイング展、韓国のソウル国際版画ビエンナーレ、旧チェコスロバキアのブルノ国際版画ビエンナーレ、ポーランドのクラコウ国際版画ビエンナーレ、ノルウェー国際版画ビエンナーレ、英国国際版画ビエンナーレ等、海外の展覧会に積極的に出品している。日本においても、和歌山県立近代美術館での和歌山版画ビエンナーレ、福岡市美術館でのアジア美術展に出品。1983年84年には、J.D.ロックフェラー3世財団から、アジア文化評議会奨学金を受けている。
カテゴリー:作家
パピエ・コレとは?【 美術用語 】 貼り紙のことで、装飾紙の切片を画面に貼付する技法。分析的キュビスムから総合的キュビスムに移行し始めた1911,12年頃、ピカソやブラックが用い始めた。キュビスムが分析的段階に至って抽象的な線の要素に解体した画面に現実感と日常性を回復させるため、新聞紙、切符、模様紙、レッテル、さらに羽毛、砂、針金などを貼りつけ、新しい造形効果と物体感を導入した。20世紀絵画におけるオブジェの意識の形成過程にとって重要な契機をなした技法である。のちにダダやシュルレアリスムのコラージュに発展した。コラージュは、貼りつけることを意味し、マックス・エルンストをはじめとするシュルレアリスムの作家たちが1920年代からよく利用した。本来相応関係のない別々のさまざまな「もの」を、最初の目的とはまったく別のやり方で結びつけ、異様な美やユーモアやロマネスク的な領域を絵画に導入した。現実の多様性を画面にとり込むための有力な手段のひとつである。 |
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