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きむちゃんゆる 金昌烈
1929年ソウルに生まれる。ソウル国立美術大学、ニューヨーク・アート・ステューデンツ・リーグに学び、1960年代は抽象絵画を描くが、70年代に入るとスーパーリアリズムの手法を用いて、水滴を描き始める。1961年第2回パリ青年ビエンナーレ、72年第8回東京国際版画ビエンナーレ、72−76年サロン・ド・メ展に、77年東京セントラル美術館「韓国現代美術の断面」展、81年ブルックリン美術館の「韓国今日のドローイング」展に出品する。1973年第12回サンパウロ・ビエンナーレで名誉賞受賞、83年東京都美術館他の「韓国現代美術展」に出品する。現在はパリにて制作を続けている。(「THE HIROSHIMA 広島市現代美術館所蔵作品による」図録 1991年)
カテゴリー:作家
バロックとは?【 美術用語 】 広義では16世紀末から18世紀初めまでの美術、文学、音楽等の様式や、時代精神を指す。美術においてはルネサンスの後にくるマニエリスムと、18世紀のロココの間にあたる。狭義ではベルニーニをその代表とする1630年頃のイタリアの建築、彫刻、絵画のことを指す。ルネサンスの成果である新しい科学技術によって、交通手段や情報伝達が発達したこの時代、人々の世界観は大きくゆらぎ始めた。古代ギリシア,ローマを模範とする考えはそのバランスを失っていく。しかし、なおかつ新たな統一を目指そうという傾向が生まれた。装飾過多であったり、形をゆがめたり、特定の瞬間に焦点をあてたり、線よりも面や光を重視したりする手法がとられるようになる。それらはおおむね、迫真性をもった劇的な表現を見せているが、この時代の精神の多岐にわたる現われ方は、けっしてひとまとめにできるものではない。この時代の作家たちとして、ベルニーニのほかに、カラヴァジオ、ルーベンス、レンブラント、フランス・ハルス、エル・グレコ、ベラスケスらがいる。 |
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