1886年フランスに生まれる。1966年に没する(オランダ、バーゼル)。ワイマール美術学校、パリの
アカデミー・ジュリアンに学ぶ。1912年ブラウエ・ライター、翌年シュトゥルムの活動に関わり、16年からは
ダダの中心的人物として活躍する。1925年には
シュルレアリスムの運動に参加。また1930年にはセルクル・エ・カレ、翌年に「
抽象・創造」と、
抽象美術の活動にも参加、
ダダと
抽象美術にまたがる幅広い活動を展開した。絵画の他にも、
コラージュ、彩色
レリーフ、ちぎり絵の
コラージュ(ハピエ・デシレ)、彫刻等を手掛け、更に詩人としても活躍する。1954年ヴェネチア・
ビエンナーレ展で国際彫刻大賞、63年フランス芸術大賞を受賞。1965年ロカルノ名誉市民となる。1958年ニューヨーク近代美術館、62年にポンピドゥ・センターで大回顧展が開催された。(「なぜか気になる人間像 徳島県立近代美術館所蔵名品展」図録(埼玉県立近代美術館)1992年)